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ハリルホジッチ前日本代表監督会見要旨:後編(質疑応答)

ゲキサカ / 2018年4月27日 22時5分

―W杯で日本代表を応援するか。
「私は日本の永遠のサポーターです。いろんなことを混ぜることができない、まっすぐな性格なので、今まで関わってきたチームそれぞれと常に親密な関係を築きたいし、私の忠誠心は変わらない。日本チームおよび多くの選手たち、スタッフたちとまだ心が通っていると信じている。みんなどのような事態でこうなったか分からないまま。日本、これからもずっと頑張ってください。これは本当に心からの言葉だ。リップサービスではない。私のことについては好きなだけ、いろんなことを言ってください。ただ、私の忠実な、まっすぐな、正直な気持ちは心からのものだし、それについては揺るぎないものだと思う。今回の事態について何と申し上げたらいいのか。非常に心残りだ。どういうことなんでしょうか。

 もう一つお願いがある。個人的なメッセージになるが、許してほしい。チームに関わったすべての人たち、そしてサポーターにも先ほど感謝の言葉を申し上げたが、熊本県にも私は個人的に感謝したいと思っている。本当に特別なメッセージを直々に熊本県からもいただいた。W杯前に熊本に足を運ぶと約束したので、熊本にも行きたいと思っている。こういう状況なので、(監督は)代わってしまったが。熊本県と約束したのが、試合ごとに熊本のバッジをつけるということだった。次回、私は観光客として熊本に足を運ぶことだろう。友達から聞かれる。『君は日本に行くのか』と。もちろん、絶対に自信を持って、次も日本に来れる。今までやってきたことは仕事にしろ、一個人としても、自分で自分のことを言うのもあれだが、誇りに思っている。私も、そして私の家族も日本が大好きだ。素晴らしいところを観光した。北にはちょっと足を運べていないのが残念だが、まだ生きていますから。だから、またお目にかかりましょう」

―コミュニケーション不足が解任理由と聞いているが、同じような理由で解任されたことはあるか。
「初めてだ。今まで聞いたことがない。コミュニケーション(という言葉)はあまりにも意味が広すぎて、具体的にだれと、どういうことかというのを教えていただきたいと逆に思う。再来日から滞在5、6日目だが、多くの人と話をしてきた。私にはよく事情が分からないことが、私の知らないところで行われているような気がする。W杯の日本代表23人を選ぶというのは、日本だけでなく、どこの国であってもたくさんの軋轢が起こる問題だと思う。監督および選手にとって、W杯出場という意味はどういうものだろうか。監督や選手にとって素晴らしいプロモーション、名誉なことではないか。すべての試合で負けたとしても、W杯に出たということは非常にポジティブなイメージではないか。傷ついている理由は、すべてが整い始めていたところだったからだ。W杯に出るぞ、と。これから千葉、オーストリア、ロシアでの遠征が控えている。すべての準備を今後、事務局側と整えていこうとしていた。細かいディテールまで詳細を詰めていくところだった。どれだけ大変な仕事量か。10回くらいは日本対コロンビアのビデオを見たと思う。

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