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ハリルホジッチ前日本代表監督会見要旨:後編(質疑応答)

ゲキサカ / 2018年4月27日 22時5分

 言い忘れたことがある。今年の2月に海外組の長谷部(誠)や(川島)永嗣、吉田(麻也)、長友(佑都)に会いに行った。そういったベテラン選手とコミュニケーションを取り、最近どうしているのかというような調査もしてきた。そのときには特にコミュニケーションの問題は起こっておらず、選手たちは非常にモチベーションが高かった。なぜか1か月後にはコミュニケーションが薄らいだ。だれとのコミュニケーションの話をしているのか分からない。準備はすべて整ったところで次の監督に受け渡す形になったが、その監督にとっても、非常に大きなチャレンジだと思う。これから4週間ともに働けると、ワクワクしていたところだった。どこまで行けるのか本当に分かっていたけれど、会長が来て『では、さようなら』と。突然の出来事だし、事前に何も知らされていない。何でなんでしょうかね。逆に私が知りたい。教えて下さい、みなさん。

 歴代監督にも話を聞いたが、『分からない』『何でなんだろう』と。おまけにこの時期にだ。どうしてなんだろうか。この時期に、こういった結果で本当にいいのだろうか。準備はしたと言っても、舞台はW杯だ。今の私がどんな心の内か分かってもらえるだろうか。街で出会う一ファン・サポーターが、私にどういった声をかけてくれるのか見てもらったら、分かってもらえるのではないだろうか。この段階で協会は、かなり大きなリスクを背負ったのではないかと思う。フランスでは『日本でそんなことが起こるの?』ということをよく聞いた。日本はリスペクト、お互いに尊重しあう国だと聞いていたし、そう思っていた。いかがだろうか。みなさんに問いかけたいと思う。代表監督に関する、こういったことは、いかがなんだろうか。

 きっと『ウクライナに負けたでしょ』というリザルトをバンとぶつけられたら理解できたと思う。会長にベルギーに来てもらおうと思ったが、『別件が入っている』と言われてしまった。『W杯まで一直線で頑張らないといけない。いろいろ準備しないといけないから、是非来てください』と言ったが。みなさんからの質問がないので、私から申し上げないといけないが、会長が記者会見のときに『テクニカルコミッティー(技術委員会)がコミュニケーションや信頼関係でたくさんの修復をしようと試みた』と話していたが、テクニカルコミッティーの存在すら私は知らなかった。だれも私のところに来て、話をしたことはないので、私は知らなかった。私のオフィスに来てもらったときに、握手はしたかもしれないが。

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