倉田&マテウスが今季初弾!G大阪が“下位対決”制してホーム3連勝、鳥栖は泥沼6連敗に
ゲキサカ / 2018年4月29日 18時3分
[4.29 J1第11節 G大阪3-0鳥栖 吹田S]
J1リーグは29日、第11節2日目を行った。パナソニックスタジアム吹田ではガンバ大阪とサガン鳥栖が対戦し、3-0でG大阪が勝利。ホーム3連勝を飾った。一方の鳥栖は泥沼の6連敗となった。
25日に行われた前節・湘南戦を0-1で落とし、今季初の2連勝を逃したG大阪。その試合から先発2人を変更し、DF菅沼駿哉とMF高江麗央に代え、DFファビオとFW米倉恒貴を先発起用した。一方、5連敗中の鳥栖は、前節・川崎F戦(0-2)からスタメン1人の変更にとどめ、DF小林祐三に代わってDF鄭昇炫がスターティングメンバーに名を連ねた。
16位鳥栖(勝ち点8)と17位G大阪(同7)の下位対決。鳥栖は前半13分、左サイドでFKを獲得し、MF原川力が右足でインスイングのボールを蹴り込む。すると、そのままゴールに向かうが、GK林瑞輝に弾き出された。対するG大阪は29分、FWファン・ウィジョが相手を引きつけ、PA左手前から中央のスペースへMF遠藤保仁がラストパス。そのスペースに走り込んだFW倉田秋が右足で狙ったが、わずかに枠を外れた。
前半は右サイドの高い位置でプレーした米倉が存在感を示した。G大阪は前半37分、センターサークル内でボールを奪い、素早く遠藤がPA右手前へスルーパス。米倉が右足シュートを放つがGK権田修一に止められてしまう。43分には、MF藤本淳吾の絶妙なスルーパスに反応した米倉が巧みなターンで相手DFと入れ替わり、右足ループ。決まったかと思われたが、鄭昇炫にクリアされ、先制のチャンスを逃した。
スコアレスで折り返した後半5分、鳥栖ベンチが早くも動き、MF高橋義希に代えてDF藤田優人を投入した。15分には、PA手前での混戦からFW小野裕二が右へ展開。MF福田晃斗が上げたクロスを相手と競り合いながら小野がヘディングシュートを放つが、惜しくもクロスバー上を越えた。
後半立ち上がりから鳥栖が積極的にゴールに迫っていた。しかし、先制点はG大阪に生まれた。23分、ハーフェーライン付近の右サイドから遠藤が前方へパスを送ると、藤本がつぶれて倉田につながる。倉田は反転からPA右手前までボールを運び、そのまま左足を一閃。鮮やかなシュートが左サイドネットに突き刺さり、G大阪が背番号10の今季公式戦初ゴールで試合を動かした。
G大阪は後半29分、藤本を下げて17歳FW中村敬斗をピッチに送り込む。直後の30分には、左サイドから中央へ倉田、ファン・ウィジョ、MFマテウスとつないでPA右でフリーとなっていた米倉が左足を振り抜く。追加点のチャンスだったが、カバーに入っていたDF吉田豊にブロックされ、決め切ることができなかった。
後半37分、G大阪はキープレイヤーとなっていた米倉に代えてMF食野亮太郎を投入。すると、直後にG大阪がゴールネットを揺らす。倉田のパスを受けたファン・ウィジョが細かいタッチで相手をかわし、PA中央から右足を振り抜く。これがGK権田の手を弾いてゴール右隅に吸い込まれ、2-0。韓国代表のシン・テヨン監督が見守る中、W杯メンバー入りへアピールした。
後半41分には、途中出場の鳥栖FW趙東建がピッチに倒れ込み、そのまま担架で外に運び出された。鳥栖はすでに交代カードを使い切っていたため、残りの時間を10人で戦うことになった。アディショナルタイム1分には、マテウスが強烈ミドルでJ初ゴールを挙げ、G大阪が3-0で勝利。下位対決を制し、鳥栖と入れ替わる形で16位に浮上した。
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