砂浜ダッシュ、補食…細部まで拘った取り組みの成果。清水ジュニアユースが全日本U-15大会3連覇!
ゲキサカ / 2018年5月5日 22時33分
清水は2016年から、アスリート能力の向上を目指す「アスリート育成プロジェクト」を立ち上げ、食事や日常生活の改革を行ってきた。だが、昨冬からは更なる進化を求め、新たな取り組みもスタートさせた。
その一つが、砂浜でのダッシュで、練習場近くの海岸に週1回足を運び、ステップワークのトレーニングに励んだ。狙いは速く、強く、継続して動ける足腰を養うため。わずか15分のトレーニングではあるが、「普段のピッチと違い、足をとられるので、結構きつい。まだ足りないとは思うけど、トレーニングしてきたことが大会で出せたと思う」と菊地が話すように、3日で5試合というタフな日程を乗り切ることが出来たのは、取り組みの成果だ。
加えて、試合で消耗したエネルギーと筋肉を補うための取り組みもスタート。試合が終わってから30分以内に牛丼チェーン店「すき家」に寄り、補食としての牛丼を食べるようにした。今大会でも宿舎に準備しており、細部まで拘った取り組みの成果が、3連覇という偉業に繋がったのは間違いない。
確かな成長と手応えを感じ、大会を終えた清水だが、小野木監督が「プレーの質にもっと拘って欲しい。プロの選手は激しい試合の中でも、もっと質の高いプレーをしている。観客を魅了するためにも、もっと正確なプレーをして欲しい」と話すように、ここがゴールではない。金子が「ここから、まだ全国大会が二つあるので、まずは、8月のクラブユース選手権(U-15)で優勝出来るように頑張りたい」は宣言。更なる成長を目指し、全国タイトルの独占を狙いに行く。
(取材・文 森田将義)
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