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伝統校同士のアツく激しい好勝負。1、2年生10人先発の鹿児島城西が2戦連続のPK戦制し、鹿児島決勝へ!

ゲキサカ / 2018年6月19日 15時53分

 一方、我慢強く守る鹿児島城西は前線の選手を入れ替えながら反撃。MF北條真汰(2年)の鋭い抜け出しとクロス、交代出場MF西田崇人(2年)の左足キックなどを活かして攻め返す。そして後半24分にはロビングで上手く相手の背後を取った交代出場FW上城崇斗(3年)が右足を振り抜く。だが、これは鹿児島実GK原がコースを消してビッグセーブ。バックスタンドを埋め尽くす一般生徒を含めた大応援の中で繰り広げられた熱戦は互いに譲らず、延長戦に突入した。

 延長前半、鹿児島実がサイドからの崩しで決定機を作る。だが、9分に前線の柱・上村が2枚目の警告を受けて退場。数的優位に立った鹿児島城西は延長前半終了間際と後半立ち上がりに濱田、北條がそれぞれビッグチャンスを迎えた。飯野を前線に上げて1点をもぎ取りに行った鹿児島城西は右SB赤谷稜平(2年)のロングスローを交えて攻めたが、鹿児島実はMF福井悠(3年)やCB野添温斗(2年)が気迫溢れる動きでゴールを死守。スコアは動かず、決着はPK戦に委ねられた。

 鹿児島城西は準備してきていたPKで各選手がコースへ速いシュート。反応されても決めきり、5人全員が成功する。鹿児島実も5人目まで全て成功したが、6人目のシュートが枠上に外れて失敗。直後に左SB池田真太朗(2年)が右足シュートを決め、鹿児島城西が好勝負を制した。

 執念の勝利を果たした鹿児島城西の上城は「昨日もこういう戦いだった。きょうも決勝戦のつもりでやりました。指導者の方々だったり、日頃の行いだったりで勝たせてもらった。新人戦でとても悔しい思いをしたので絶対に優勝しないといけない。ここまで辛抱して頑張ってきたので無駄にしないように、絶対に優勝したい」と意気込んだ。これまでの悔しい思いもぶつける戦いで接戦を突破してきた鹿児島城西が、全員でもう1試合戦い抜いて全国切符を勝ち取る。

(取材・文 吉田太郎)●【特設】高校総体2018

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