劣勢も、失点後に変化して追いついた阪南大高が履正社から勝ち点1もぎ取る:大阪
ゲキサカ / 2018年5月28日 20時21分
同点に追いつき一気に相手を飲み込もうとする阪南大高に対し、履正社も応戦。阪南大高は中村成の右クロスに和田がダイビングヘッドで合わせようとしたが、スコアは動かず、勝ち点1を分け合う結果となった。順位決定時の参考のために行われたPK戦はともに5人目まで成功。履正社の6人目が枠上へ外したのに対し、阪南大高は中村陽が右足シュートを決めてPK戦での勝利を決めた。
わずかではあるものの、阪南大高が2年連続の全国へ近づいた。流れを変える役割をした斉藤は「最後に(PK戦で)勝ち切れたことは大分大きいことやと思いますし、自分も(5人目で)決めきれたのでそれは嬉しかったです」と喜び、指摘されている勝利への執着心については「気持ちは持っているつもりなんですけれども、まだ監督に伝わっていないので変えていきたいと思っています」とより勝ちたいという気持ちを出していくことを誓っていた。
そして和田は「引き分けたことは良かったんですけれども、勝ち切れないところがダメだと思う。来週の2戦がとても大事。2枠に入って全国へ行くことが僕たちの目標なのでそれに向かって頑張っていきたい」と力を込めた。4チームが勝ち点1で並んでスタートした大阪府予選決勝リーグ。高校年代最高峰のリーグ戦、プレミアリーグで力を磨く阪南大高は厳しい戦いで得た力と勝利への思いを表現して激戦区・大阪を突破する。
(取材・文 吉田太郎)●【特設】高校総体2018
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