選手権8強の日本文理は「光見える」まで向上も全国届かず。J注目GK相澤ら号泣の敗戦:新潟
ゲキサカ / 2018年6月3日 9時46分
[6.2 総体新潟県予選準決勝 新潟明訓高 1-0 日本文理高 五十公野公園陸上競技場]
後半ラストプレー、1点を追う日本文理高はCKを得ると、192cmGK相澤ピーター・コアミ(3年)も前線に上がってセットプレーに参加。1点をもぎ取りに行ったが、得点できないまま試合終了の笛が鳴った。選手たちはピッチに崩れ落ち、相澤はピッチに突っ伏して涙。挨拶時、表彰式でも相澤をはじめとした日本文理イレブンの涙は止まらなかった。
紙一重の戦いで勝ち切ることができなかった。プリンスリーグ北信越で無敗首位の新潟明訓高はパワフルな攻守が特長のチーム。前半は凌いで後半に足下の技術高い選手たちで勝負に出るプランを持っていた日本文理は、相澤のロングキックで相手を押し返しながら狙い通りに試合を進めていた。
だが、前半終了間際に一瞬の隙を突かれて失点。後半には相手DFの逆を取る動きが巧い10番MF高橋雄大(3年)のドリブルやキック精度高いMF古俣眞斗(2年)らが同点を目指して攻め続ける。だが、20分に古俣が放った右足FKは1バウンドして右ポストを直撃。27分に高橋のスルーパスからFW齋藤山斗(2年)が放った左足シュートが枠を外れてしまう。
空中戦で強さを発揮するMF松岡純弥(3年)らの高さも活かして攻めた日本文理だが、33分にMF本間未来斗主将の左足シュートが相手の好守に阻まれると、直後にCB大滝史渡(3年)が放ったヘディングシュートもわずかに枠外。最後はGK相澤の高さも加えて同点を狙ったが、追いつくことができなかった。
駒沢隆一監督は「同点にできないところの弱さ」と首を振る。初出場した選手権でベスト8まで勝ち上がり、大会を沸かせたが、一方で新チームは1月のスタートを初体験することになった。チーム作りが遅れた影響もあり、プリンスリーグ北信越では1勝2分4敗と苦戦。指揮官は「今年はスタートラインに立った時期が遅かった。やっと光が見えたところ」と説明していたが、今大会の準々決勝あたりからようやくチーム状態が向上してきたと感じていた。この日も内容では相手に引けを取らなかったが、勝ち切る強さは今後への課題となった。
選手権でブレイクし、Jクラブが注目する存在となったGK相澤が残るチームはこれから。昨年のチームが見せていた立ち上がりから相手を押し込んで1点、2点ともぎ取る力強さなどはまだだけに、より自力をつけて選手権出場、プリンスリーグ残留を目指す。
(取材・文 吉田太郎)●【特設】高校総体2018
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