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君はいくつ覚えている?スパイクマイスターKoheiが選ぶ歴代スパイク #マイベストイレブン

ゲキサカ / 2018年6月15日 14時30分

CB①:
ナイキ『ティエンポレジェンド4エリート』

 センターバックにはナイキの「ティエンポレジェンド4エリート」を選定。ナイキ「ティエンポ」シリーズは1998年頃のモデルから現在まですべての世代を履いてきたが、各世代ごとに違った良さがあるためセンターバックの一角として選びきるまでにかなりの時間を要した。数ある「ティエンポ」シリーズの中で今回は2011年発売の「ティエンポレジェンド4エリート」を推したい。
 プレミアムカンガルーレザーをアッパー全面に採用しつつ、両サイドの内部にフライワイヤーというケーブルを密に内蔵していることで柔らかなフィット感の中にもしっかりとした安定感がある履き心地が実現され、オールレザーなのに的確な保形性が兼備されていたのがGoodポイントである。また、この世代の通常モデルはTPU樹脂のシンプルなアウトソール採用であったが、エリートプレーヤー向けのハイスペックバージョン(ELITEモデル=定価4万円前後)ではアウトソール全体に軽量・高反発なカーボンファイバープレートが内蔵され、「ティエンポ」伝統のフィット感と、先進の機能性が融合したハイスペックなフィッティングコンセプトスパイクに仕上がっていた。

CB②:
プーマ『パラメヒコライト』

 もう片方のセンターバックにはプーマの「パラメヒコライト」を選定。スペイン語で"メキシコのために"を意味する「パラメヒコ(PARA MEXICO)」は、1986年のメキシコ大会出場を目指す日本代表選手たちのために開発された日本製のスパイクである。そんな「パラメヒコ」のLITE(軽量)バージョンが「パラメヒコライト」。「パラメヒコライト」は2010年にリリースされ、その後、2015年まで年々アップデートされたが、2010年発売の最初の「パラメヒコライト」が最も好きだ。それ以後の「パラメヒコライト」シリーズも履いたが、最初の「パラメヒコライト」が良すぎたため、あまり印象に残っていない。
 「パラメヒコ」は高校時代に惚れ込んだスパイクの一つだが、唯一、片足重量290gの重さがネックであった。しかし、「パラメヒコライト」では片足重量240gまで軽量化に成功し、よりタイトな設計になりながらアッパーはオールカンガルーレザー採用になったことで軽量化とフィット性UPの両立が実現され、申し分ないスパイクに仕上がった。おおもとの「パラメヒコ」の面影を残しつつ、それをさらに昇華させて名品へとステップアップしたスパイクだと言えよう。

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