[プレビュー]2連勝でGL突破を決めたいイングランド、“金星”狙う堅守速攻パナマに気を付けろ!

イングランドは決勝トーナメント進出を決められるか

[6.24 W杯G組第2節 イングランド(日本時間21:00)パナマ ニジニ・ノブゴロド]

　23日にベルギー代表がチュニジア代表を5-2で下し、2連勝でグループリーグ突破に大きく前進した。チュニジアとの初戦を制したイングランド代表は、この試合で勝利すれば、ベルギーとともに決勝トーナメント進出が決定。最終節はベルギーとの“順位決定戦”となる。

　18日に行われた初戦は、チュニジアに苦戦しながらも、主将FWハリー・ケインの2ゴールにより2-1で勝利。3バックで前線に枚数をかけ、守備面でもハードワークしたことでPK以外での失点を許さなかった。心配な点は、MFデレ・アリの負傷。パナマ戦欠場となれば、イングランドにとって痛手となる。

　だが、『オプタ』によるデータではイングランドの方が優勢だ。イングランドは、W杯で北中米のチームに4試合無敗中(2勝2分)。さらにパナマはW杯で対戦する38番目の国となるが、ここまで対戦した37か国中、初対戦で負けたのは5チームのみとなっている。W杯で開幕2連勝したのは過去2回だけ(1982年、2006年)というデータもあるが、イングランドとしては肩を脱臼したガレス・サウスゲート監督が安心して試合を見ることができる状況を作り出したいところだ。

　一方、初出場パナマの初戦は完敗だった。前半は体を張った守備で優勝候補ベルギーの攻撃を耐え凌いだが、後半2分に先制されると、相手の猛攻にさらされて勝機は遠のいた。攻撃では裏に抜け出るプレーでチャンスを作ったが、0-3で完封負け。歴史的1勝はお預けとなった。

　連敗すればグループリーグ敗退が決定してしまうパナマは、堅守速攻が生命線。なりふり構わず、イングランドの攻撃を抑え込み、サイドアタック主体のカウンターで活路を見出したい。“大金星”でのW杯初勝利を飾り、決勝トーナメント進出に望みをつなげるか。

■G組順位表(第2節1日目終了時)
1.ベルギー(6)+6
2.イングランド(3)+1
3.パナマ(0)-3
4.チュニジア(0)-4

■FIFAランキング
イングランド:12位
パナマ:55位

■対戦成績
対戦なし

■テレビ中継
NHK
★日本代表など参加32チームの最新情報をチェック!!
2018W杯ロシア大会特集ページ
★全64試合の日程&テレビ放送をチェック!!
2018W杯ロシア大会日程&TV放送