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C・ロナウドも標的に…W杯史に残る『ビデオ判定』トラブル多発日 ロシアW杯VAR全事例集3

ゲキサカ / 2018年7月16日 16時59分

 このPKをFWカリム・アンサリファルドが落ち着いて決め、試合は1-1で終了。この結果により、ポルトガルは他会場のスペインを勝ち点で並び、総得点の差で2位転落の憂き目に遭った。明暗を分けたのはVARがもたらした微妙な判定だったため、後味の悪さが目立った。

【事例5】大会12日目 スペインvsモロッコ(①得点)
 同じグループBのライバルが事例4に揺れる中、同時刻にキックオフしたスペイン代表対モロッコ代表戦も同様にVARが勝敗を分けた。W杯の歴史上で初めて『①得点』に関する介入があり、スペインのゴールが認められたのだ。もしこの得点が認められていなければ、3位イランと勝ち点で並ぶという危険なシチュエーションであった。

 状況としてはモロッコの1点リードで迎えた後半アディショナルタイム1分。右サイドを駆け上がったDFダニエル・カルバハルが中央に低いクロスを送ると、FWイアゴ・アスパスがトリッキーな後ろ足キックでネットを揺らした。副審はすぐさま旗を上げ、主審はオフサイドを宣告。その時点でゴールが取り消されたかと思われた。

 だが、ここで活躍したのは「バーチャル・オフサイドライン・システム」という新技術。3D描像技術を使って仮想のオフサイドラインを映像上に表示し、VARの助けにするという仕組みだ。オフサイドは『あり』か『なし』かで明確な線引きができるため、ここでは主審はピッチ脇のモニターでオンフィールド・レビューをすることなく判定を修正することができた。

 この日に行われた5つの介入事例を振り返ると、1と4は介入が行われるべきだったのかを問われる事例。5も本来であればVARの助言を待ってからオフサイドを告げるのが望ましいとされているため、そもそも副審に大きなジャッジミスがあったと言える。また、C・ロナウドが関わった2と3も介入と結果の両面で後味の悪い結末になり、全体的にVAR運用の難しさが露呈してしまう一日となった。
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