ユース取材ライター陣が推薦する「クラセン注目の11傑」vol.1
ゲキサカ / 2018年7月20日 7時17分
MF椿直起(横浜F・マリノスユース、3年)
「ボールを持ったらとにかく縦に仕掛ける生粋のドリブラーで、スピードに乗った時のドリブルは誰にも止められない程の切れ味を持つ。進路を塞がれてもワンツーで抜け出し、クロスやシュートに持ち込むことができ、相手にとってこれほど恐ろしい選手はいない」
MF松本凪生(セレッソ大阪U-18、2年)
「U-18チームのOBである山口蛍に憧れる守備力の高いボランチで、先輩同様に球際の強さを活かしたボールハントが売りだ。J3デビューを果たした今季は、プレースピードや奪ってから得点に絡む動きが良くなり、スケール感を増している」
MF山本理仁(東京ヴェルディユース、2年)
「ひと目見るだけで、他との違いが明らかに伝わってくる天才肌のプレーメーカー。視野の広さを活かした左足の展開力が最大の持ち味だが、的確な読みを活かしたインターセプトも魅力十分。線の細さも、『ユースに入ってから身体負けすることが多かったので、普段より多く食べるようにしている』ことで、解消されてきた」
MF川俣大(モンテディオ山形ユース、3年)
「緩急をつけたドリブルからのシュートやクロスが持ち味のサイドアタッカー。『サッカーが上手いタイプではないので、走ったり気持ちでカバーしている。ドリブルがダメな時も気持ちで強引に行く』と話すように溢れんばかりの闘志も持ち味だ」
FW石田凌太郎(名古屋グランパスU-18、2年)
「圧倒的な走力を活かしたアグレッシブなプレーが目を惹く点取り屋。ここぞの場面で繰り出すPA右からのゴラッソが真骨頂で、『チームがキツい時に決められるのが自分の強み』と胸を張る。試合終盤でも落ちない前線からの守備も光る」
FW桂陸人(サンフレッチェ広島ユース、3年)
「身長161cmながらもピッチで見せる存在感は誰よりも大きい。俊敏性を活かした飛び出しを果敢に繰り返し、攻撃の活力と2列目のスペースを生み出すアタッカーだ。シーズン当初にプレーしたウィングバックからFWに復帰すると、水を得た魚のように躍動している」
執筆者紹介:森田将義(もりた・まさよし)
1985年、京都府生まれ。路頭に迷っていたころに放送作家事務所の社長に拾われ、10代の頃から在阪テレビ局で構成作家、リサーチとして活動を始める。その後、2年間のサラリーマン生活を経て、2012年から本格的にサッカーライターへと転向。主にジュニアから大学までの育成年代を取材する。ゲキサカの他、エル・ゴラッソ、サッカーダイジェストなどに寄稿している。●第42回日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会特集ページ
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