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[MOM4680]帝京長岡MF遠藤琉晟(3年)_新米ボランチが歩み始めた絶対的な選手への一本道。地元出身のダイナモが“後輩たち”の前でプレミア初ゴール!

ゲキサカ / 2024年4月30日 21時41分

帝京長岡高MF遠藤琉晟(3年=長岡ジュニアユースFC出身)はプレミア初ゴールに歓喜の咆哮!

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[4.29 プレミアリーグWEST第4節 帝京長岡高 3-0 鳥栖U-18 長岡NT]

 もうここまで来てしまっては、腹をくくる必要がある。1,100人の観衆を集めた地元のピッチで、積極的にボールを引き出し、とにかくセカンドボールを拾い、ピッチ中を90分間走り切った上に、ゴールまで決めてしまったからには、これからも後輩たちに憧れられるような“先輩”として活躍し続けるしかない。

「こうやって勝てたのは最高です。帝京のみんなが応援してくれて、その応援も力になりますし、自分にとってもここは地元なので、友だちもちらほら来てくれたりして、そういうのは嬉しいですね。自分の力になります」。

 念願のプレミアリーグ昇格を果たし、記念すべき初年度を戦っている帝京長岡高(新潟)を中盤の位置で逞しく支えるダイナモ。MF遠藤琉晟(3年=長岡ジュニアユースFC出身)のチームにおける存在感は、日に日に高まり続けている。


「遠藤琉晟がマン・オブ・ザ・マッチじゃないですか。中盤であれだけ動いて、点も獲って。替えが利かない選手になってきましたね。ちょっと今は外せないです」。終わったばかりの試合を振り返っていた古沢徹監督も、思わずそのパフォーマンスについて言及する。名指ししたのは2番を背負ったボランチのことだ。

 サガン鳥栖U-18(佐賀)と対峙した、プレミアリーグWEST第4節。本人もとりわけ前半は、チームにも自身にも明確な手応えを感じていたという。「チームとしても前半から出し切るような感じで守備のプレッシャーも行けていましたし、個人的にも身体が動いていたので、守備も集中して、攻撃もうまく点が獲れて、良い前半だったと思います」。

 ドイスボランチを組んだMF香西大河(3年)との連携も上々。どちらかが前に出れば、どちらかが後ろを預かりつつ、ビルドアップの起点も創出。先制点を奪った3分後の前半27分。FW安野匠(3年)が叩き出した2点目のゴールの際にも、素晴らしいクロスを上げたMF和食陽向(1年)へと丁寧なパスを付け、“アシストのアシスト”で追加点を演出する。

 結果的に試合の流れを決定付けることになった、チームの3点目はこの人の右足が生み出す。後半6分。中盤でのルーズボールを頭で前に送った遠藤は、目の前の状況を冷静にジャッジしていた。

「安野がドリブルしていって、結構突っ込んでいったんですけど、安野はそういうところがあるので、『突っ込んでいったらこぼれてくるかな』と予測していたら、本当にこぼれてきました」。果敢に仕掛けた安野のドリブルは相手ディフェンスに阻まれたものの、そのこぼれ球が目の前に転がってくる。

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