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吉田麻也が今こそ鳴らす警鐘「慢心すれば足元をすくわれる」

ゲキサカ / 2018年8月7日 7時0分

―吉田選手個人としてはプレミアリーグで世界を代表するストライカー、アタッカーと日常的に対峙してきました。それでもやはりW杯は特別な大会でしたか?
「特別ですね。確かに要所要所で見れば、ルカクやデ・ブルイネといった選手たちと戦うというのは日常ではあります。でもW杯はお互いの国をかけての戦いで、これだけ経験を積んできても緊張しますし、周りが見えなくなることもありました。当たり前のことができないような状況に陥ったりする。それがW杯という舞台だと思います」

―五輪もオーバーエイジとして2度目の出場となったロンドン五輪で初勝利を挙げ、ベスト4まで躍進しました。W杯も個人としては2回目の出場で初勝利を挙げました。
「もちろん経験は必ず生かされますし、実際に生かされたと思っています。悔しさという意味でも、それがあったからこそ、その反骨心で4年間頑張ってこれたというのもあります。だからこそ、次の4年間もここで満足せず、前に突き進んでいかないといけません。みんなにチヤホヤされて、慢心してしまったら、次のアジア杯で簡単に足元をすくわれると思います。プロである以上、僕らは結果がすべての世界に身を置いています。常に勝ち続けないといけないですし、次のアジア杯が本当に大事になってくると思っています」

―ベルギー戦翌日の取材対応でも、長谷部選手の代表引退を受けて涙していたのと同時に、『アジア杯を奪い返しに行く』と話していたのが印象的でした。次のことはまだ考えられないという選手が多かった中、あのときの心境はどういったものだったのでしょうか。
「もちろん、W杯にすべてを捧げるつもりでやってきました。でも、W杯だけでなく、来年1月のアジア杯、来年夏のコパ・アメリカまでの1年間が日本サッカーにとって大きな意味を持ってくるというのは大会前から考えていました。2010年の南アフリカW杯のときも、W杯で決勝トーナメント進出を果たしたあとにアジア杯で優勝し、女子もW杯で優勝して、サッカー人気が一気に高まりました。僕たちもその恩恵を受けましたし、日本サッカー界全体にとって大きくプラスに働くことが8年前に起きました。それをまた再現したいと思っています。今回、もし僕らがW杯で負けて、次のアジア杯でも結果を出せないようなことがあれば、日本のサッカー人気は本当に大変なことになっていたと思います。もちろん、まだまだこれからが大事で、次はアジア杯を取るというのが、日本サッカーを盛り上げるために重要なミッションになると考えています。

 それから、長谷部さんの件で泣いていたという話ですが、あれは全部演技ですから。そこだけは太文字で書いておいてください(笑)」

(取材・文 西山紘平)
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