19歳で森保ジャパンに抜擢…DF冨安健洋「A代表は違ったものがある」
ゲキサカ / 2018年9月5日 18時12分
アビスパ福岡アカデミーの最高傑作が日本代表の舞台にたどり着いた。“森保ジャパン”に最年少で選出されたシントトロイデンDF冨安健洋は初日の練習後、日の丸を胸に闘う責任と誇りに想いを寄せた。
1998年生まれの冨安は各年代別の日本代表で活躍してきた188cmのセンターバック。福岡時代の2016年に17歳でJ1デビューを果たすと、今年1月にはベルギー1部への移籍を実現。着実なステップアップを果たしてきた。
移籍直後は負傷もあって出番を得られなかったが、今季の開幕からは6試合連続でのフル出場。そんな活躍が評価され、日の丸をつける権利をつかんだ。この抜擢には「思い描いていたわけはない」と本音を示しつつも、「試合に出続けて、活躍し続けていれば声をかけてもらえる」と素直に受け入れているようだ。
ベルギーリーグでは自慢の高さを生かすというよりも、「ウイングの選手が1対1でしかけてくる形が多い」と対人戦を磨いてきたという冨安。合流直前の1日に行われたリーグ戦では今季初勝利を手にし、「結果がついてきて、良い流れで来れたので、こっちでも頑張りたい」と上向きなメンタリティーで合流してきた。
今夏のロシアW杯では「W杯という舞台がすごくたくさんの人に大きな影響を与えるものだとあらためて感じた」という19歳は2年後の東京五輪でも主軸としての活躍が期待される。だが、すでに意識は4年後のカタールにも。「W杯が終わってチャンスをもらえたので、それがつかめるように積極的にやりたい」と決意を込めた。
U-21日本代表がアジア大会で準優勝を果たし、「同世代の選手たちに負けないように頑張りたい」と刺激を受けたという冨安は「年代別代表でもやってきたけどA代表は違ったものがある。背負う責任、誇りはより大きいし、それを感じながらやっていきたい」と決意を表明。世代を引っ張っていく覚悟でキリンチャレンジ杯に臨む。
(取材・文 竹内達也)
●アジアカップ2019特設ページ
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