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スパイクマイスターKoheiがナイキ「ファントム ビジョン」の革新機能を解説!

ゲキサカ / 2018年9月4日 20時3分

ナイキの新スパイク「ファントムビジョン」

 ナイキは8月に、革新的なフィット感とボールコントロール精度にこだわった新スパイク「ファントム ビジョン」を発売した。密集地帯をものともしない細かなボールタッチでディフェンスラインを切り裂くコウチーニョ(バルセロナ)や、広い視野と正確なボールコントロールでゲームを組み立てるMFケビン・デ・ブルイネ(マンチェスターC)など、その他にも多数のナイキアスリートが着用する「ファントム ビジョン」。新たな手法、最先端テクノロジーが取り入れられた「ファントム ビジョン」の主要機能から細部に至るまで、その本質に迫る。

 従来のサッカースパイクは開発する前段階において外側のデザインのスケッチから始まる。しかし、「ファントム ビジョン」ではその伝統的な手法は取り入れられていない。今までのスパイクとは違う、より良いものを作るため、ナイキスパイク開発者のフィル・ウッドマン氏はスパイク作りを内部から考える手法を実施。その結果、ボールコントロール精度にこだわるプレイヤーに最適なフィッティングをもたらす「ファントム ビジョン」独自の構造が実現した。

 「ファントム ビジョン」の内部には“クアッドフィットメッシュ”と呼ばれる、メッシュ素材で構成されたインナー構造が採用されている。普通のメッシュでは柔らかいだけで形を維持するような保形性は低いが、このクアッドフィットメッシュは繊維を4方向に編み込んで構成されており、メッシュらしい柔軟性を実現しながら決して伸びすぎることがない形状維持力を兼備しているのが特長だ。まずはクアッドフィットメッシュが足全体を隙間なく包み込むフィット性を発揮し、あらゆる形状の足型によくなじんでフィット。新品の状態でも試合ですぐ使えるほどの履きやすさを実現している。

 さらに、新しく“ゴーストレースシステム”を採用。「ファントム ビジョン」の開発を担ったNSRL(ナイキスポーツ研究所)はプロサッカー選手からアマチュアプレイヤーまで様々なプレイヤーの意見をリサーチし、研究室でも数々のデータを分析した結果、一人ひとりのプレイヤーが求める自分の足に合ったフィット性を提供するためにはシューレース(靴紐)が必要という結論に達し、クアッドフィットメッシュ構造に最適なシューレースシステムである“ゴーストレース”の開発に成功した。ゴーストレースは紐を一度引っ張るだけで足の甲全体に、均等に紐の圧が分散する構造になっており、内部で足を包み込んでいるクアッドフィットメッシュとの相性にも優れている。

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