[MOM2665]北陸FW田中佑樹(2年)_4発!叱咤されながら成長遂げた2年生FW
ゲキサカ / 2018年10月29日 19時14分
[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[10.28 選手権福井県予選準々決勝 福井高専 0-5 北陸高 丸岡スポーツランド]
大勝した北陸高だが、試合後のミーティングで松本吉英監督が手厳しい言葉を口にしていたように、満足の行く試合内容とは言えなかった。個別で見ても指揮官から褒められる選手が少ない中で、「春や夏と比べてだいぶ良くなっている。以前は声が出ずにビビッてプレーしていたので、一番叱った選手。でも、最近は気持ちが前向きになったし、点を獲ろうという欲が出てきた」と前向きな評価を受けたのが、4得点を奪ったFW田中佑樹(2年)だった。
前日の敦賀気比高戦はチャンスを作りながらも、無得点。「今日こそは点を決めようと思っていた」田中は、シュートがゴール正面ばかりを突いていた反省を活かし、ゴールの隅を狙うことを徹底した。
そうした意識の変化は開始すぐに実り、前半4分、CKの折り返しをヘディングで合わせて先制点をマーク。23分には、MF野田康祐(1年)のスルーパスからPA内に飛び出すと、スムーズなターンで相手をかわしてゴールネットを揺らした。
その後も勢いは止まらず、28分には左からゴール前に入ったMF林莉来(1年)のパスを左足で決めてハットトリックを達成。後半35分にも左クロスの折り返しを頭で合わせた。4点を奪う活躍を見せた田中だが、喜ぶ一方で「点を獲れたのは良かったけど、おさめる時にボールを奪われてピンチになるシーンが多かったので改善したい」とも口にした。
今年のチームでスタメンに名を連ねる3年生はDF杉村勇輔のみ。今予選では、「3年生が少ないので、2年生が引っ張っていかないといけない」と声と得点でチームを引っ張ることを意識している。見据えるのは全国での活躍だ。昨年の予選では、「1年生なので緊張もあって、あまり自分を出せなかった」ものの、主にサイドハーフとして予選に出場し、県2連覇に貢献。初めての選手権に心を躍らせたが、大会直前に左肩を脱臼したため、全国でプレーすることはできなかった。
雪辱を晴らすために今年は、「得点だけでなく、おさめて周りを活かせる選手」を目指し、トレーニングを重ねてきた。多彩な得点パターンで奪ったこの日の4得点は、そうした努力の成果でもあるだろう。準決勝の丸岡高戦でも自らのゴールで勝利を引き寄せられるか注目だ。
(取材・文 森田将義)●【特設】高校選手権2018
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