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地元の隠れた逸材、秘話も。日テレ系アナウンサーが「選手権座談会」vol.2

ゲキサカ / 2018年12月21日 19時9分

中野「先日行われた茨城決勝、明秀日立も代わって入った選手のファーストプレーのクロスで得点が決まりましたよね。まさに見事な采配」

渡邊「替えた選手をさらに替えるというパターンもあるじゃないですか。そういう選手はかわいそうですけど、(実況では)ちょっと讃えるように意識しています」

——組み合わせの印象もあれば。

福岡「東福岡と浦和南ですけど、全国制覇を3度ずつの両校なんですけど。ちなみに僕は福岡担当なので、東福岡の今年面白いというのは、県大会の2戦目から全部逆転勝ちが続いているんです。全部先制されての逆転勝ちなので、これが全国大会でもそういう粘り強さがずっと見られると面白いなというふうに思っています。交代選手が5人というのが気になるという話がありましたけど、今年の東福岡はとにかく層が厚くて。志波総監督曰く、スタメンレベルの選手が今年は16〜17人いると。後半20分に必ず交代をするんですけど、そこから全部ひっくり返してる形なので、今年は“逆転のヒガシ”。赤なので、プロ野球の逆転の広島とミックスしながら放送できればなと思っています(笑)」

川畑「駒澤大学高校の大野監督と組み合わせが決まったあとに話をしたんですけど、抽選会の司会をやりながら平成最後の選手権ですよね、という話をしたんです。平成元年度の最初の話をした時に、武南と南宇和の決勝だったんです。大野監督は高校時代、“武南のマラドーナ”と呼ばれて、出た大会がその平成元年度の大会だったんです。平成最初の選手権の決勝で負けて、平成最後の選手権で出てきている。何かいいことが起こったらそんな話もするのかなと」

榎本「平成絡みだと徳島県は国体の高校選抜が、実は平成元年の国体で唯一優勝しているんです。それで今年、平成最後なので、というところで楽しみにしています。平成の初期は徳島市立がユース選手権とインターハイで優勝して本当に強くて、その時のセンターバックが(河野)監督なんですけど、そこの絡みで何かないかなと勝手に思っています。今年は凄く戦力も充実していて、四国の高体連のチームだと圧倒的に個が強いと思います。ただ、(初戦で)流経大柏が来ましたので。どちらかというと、今までパスサッカーだったのが縦に速い系のサッカーに切り替えたところでこんな強いチームが来たので、監督も参っている感じはあったんですけど。そういう部分は期待しちゃいますね」

中野「あと、高校サッカーはメンタルの部分が非常に大きい。何かがあると一つになるという部分でいうと、四中工の樋口監督の勇退というのが選手たちにどれくらい思い入れとパワーを与えるか。3年ぶりに戻ってきて、その年が監督にとっての最後の大会という部分でいうと、四中工も名門ですし。秋田商業もですし、名門校同士の初戦も見逃せないです」

渡邊「秋田は金足農業フィーバーで燃えていますから」

川畑「秋田商業は8月に亡くなった外山先生の弔い合戦の部分もありますね」
※選手として全国制覇を経験し、監督としても2度の4強入りを果たした外山純元監督は、2018年8月に胃がんのため69歳で死去

(取材・文 吉田太郎)第97回全国高校サッカー選手権は、民間放送43社の共同制作でテレビ放送される。
今大会では、公式ホームページ(http://www.ntv.co.jp/soc/)で全試合フルマッチ配信と、一部の試合のライブ配信が行われる予定。
●【特設】高校選手権2018

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