ユース取材ライター陣が推薦する「選手権注目の11傑」vol.4
ゲキサカ / 2018年12月29日 7時0分
ゲキサカでは12月30日に開幕する第97回全国高校サッカー選手権の注目選手を大特集。ユース年代を主に取材するライター陣に、恒例の「選手権注目の11傑」を紹介してもらいます。第4回は(株)ジェイ・スポーツで『デイリーサッカーニュース Foot!』を担当する傍ら、東京都中心にユース年代のチーム、選手を取材、そしてゲキサカコラム『SEVENDAYS FOOTBALLDAY』も連載中の土屋雅史氏による11名です。
土屋雅史氏「今回も昨年同様に、この選手権が高校生活最後の大会となる3年生に絞って、1校からは1人という縛りも設けながら、11人を選出させてもらいました。きっといつか振り返った時に、「センシュケンに出場した!」という思い出は、多くの選手たちにとって人生の大きな自信になるはずです。3年間に渡ってサッカーと向き合ってきた48校の3年生が、素晴らしい経験を積んで次のステージへと羽ばたいていくことを強く願っています!」
GK飯田雅浩(青森山田高3年)
「今さら説明不要の世代屈指と言っていい守護神は、セービング、ハイボール処理、キック精度とあらゆる能力を高い次元で兼ね備えており、年間でわずか2敗のチームを最後尾から支え続けている。とりわけ全国総体2回戦の昌平高戦で、川崎フロンターレ加入が内定している原田虹輝の強烈ミドルを弾き出したセーブはまさにワールドクラス。そのゲームで敗れた直後に突っ伏して泣きじゃくる姿は、勝負に懸ける情熱が伝わってきて非常に印象的だった」
DF西尾颯大(流通経済大柏高3年)
「絶対的なチームの大黒柱でもある関川郁万の不在時はセンターバックを、復帰後は右サイドバックを務めながら、シーズンを通じてディフェンスラインに安定感をもたらしてきた。高円宮杯プレミアリーグEASTのあるゲームでは、PKを献上して失点した直後に、自ら名誉挽回のゴールを叩き込むと、『絶対に取り返してやろうと思ってました』ときっぱり。その強靭なメンタルが、最後まで粘れるプレーに反映されていることは間違いない」
DF山田梨功(浜松開誠館高3年)
「悲願の全国初出場を果たした浜松開誠館のハイタワーは、この夏のSBSカップにも静岡ユースの一員として全3試合にフル出場し、わずか1失点という堅守を担いつつ、チームでただ1人だけPK戦でのキックを3試合続けて成功。世界を相手に躍動すると、選手権でも県予選の決勝で先制点を叩き出すなど、攻守両面でハイパフォーマンスを誇っている。全体的にスケールが大きく、まだまだ様々な能力に伸びていく余地がありそうなポテンシャルの塊という印象も」
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