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「佑都くん、篤人くんの凄さをより感じる」名門で成長遂げた酒井宏樹、初のアジア杯で優勝誓う

ゲキサカ / 2019年1月6日 12時0分

—フランスのリーグは1対1が重要だと言われますが、そういった特質に影響される部分があるのですか。
「おっしゃるとおり、フランスは個が強いというのがあるんですが、それに対して個で挑むと守れないので、ディフェンスラインの連係面にはかなり気を使っています。センターバックをやる時は、サイドバックの選手がプレッシャーに行った時にすぐにカバーするように意識しますし、2対1になれば危ない場面はほとんどないので、常に数的優位の状況を作れるように話し合っています」

—その意識はドイツとは違いますか?
「基本的にドイツは組織化されていて、チームとして整っています。戦術もしっかりしているので、そこまで我が強すぎるような選手はそれほどいません。フランスは組織が弱いというわけではないけど、小さいクラブであればあるほど選手が『その日勝負』という感じでやってくるので、日本人の身体能力では付いていけない部分がありますね」

—Jリーグでは対人で優位に立っていた酒井選手でも『日本人の身体能力』というものを痛感するんですね。
「たしかに日本人の中では走力なども高いほうだと思っていましたが、フランスでは全然ですし、ドイツでもアタッカーの良い選手と比べると全然でしたね。だからヨーロッパに行って考えることはたくさんありましたし、いまの自分にとって重要だったなと思っています」

—そういうふうに守備にやりがいを感じるようになったのはどういったことがきっかけでしたか。
「いまのサイドバックは、一つのプレーでチームを安定させられるか、不安定にさせてしまうかを決める大事なポジションに変わってきつつあります。難しい局面で自分が抑えられれば、チームを難しい局面からフラットな形に持っていけます。逆に勝っている場面であれば、向こうが前がかりになった時に止めることができ、そこからカウンターに持っていければ、一気に形勢を変えられます。そういう重要な部分を担っているポジションなので、安定感を出せるようにと思っていますし、そこで自分の守備がハマった時にはやりがいを感じますね」

—日本代表の合宿中の取材でも、俯瞰的なイメージを語ることが多い印象でしたが、ピッチ全体を見ることに長けているように思います。
「そこは『見られれば良いな』という感じですね。もっと落ち着いてやりたいと思いますし、本当に良いサイドバックって『絶対に大丈夫だな』って思うんです。テレビで見ていても『そこにボールが行っても絶対に取られないだろうな』とか、『あそこに行けば大丈夫だろうな』とか。そういうのにすごく憧れます」

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