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「佑都くん、篤人くんの凄さをより感じる」名門で成長遂げた酒井宏樹、初のアジア杯で優勝誓う

ゲキサカ / 2019年1月6日 12時0分

—そういった憧れはたとえばどういった選手に感じますか。
「やっぱりマルセロ(R・マドリー)とかそうですね。チームに落ち着きを与えてくれますし、楽しそうじゃないですか(笑)。彼は決して守備はうまくないですが、彼が上がることによって相手のサイドハーフも下がるので、結果的に守備でも優位の状況を作れます。見ていて楽しいですね」

—守備的な選手ではいかがですか。
「アスピリクエタ(チェルシー)ですかね。マルセイユ出身の選手ですし(笑)。でもそういう意味では、海外に行って佑都くん(長友佑都/ガラタサライ)とか、篤人くん(内田篤人/鹿島アントラーズ)のすごさをより感じるようになりました。そこは日本の方々が思っている以上に感じていますね。評価の違いがあると思います」

—具体的にはどんなすごさがありますか。
「90分間で考えた時に、あの2人がチームに与えていた影響がすごく大きいんですね。ブラジル大会の時に篤人くんの代わりに僕が出ていたとしたら、僕はいまより未熟だったので、チームの不安定さがかなり出ていたと思います。『ボールを出して大丈夫かな』って思われたりだとか、『ここに動いて大丈夫かな』って思われたりとか、そこがちょっとズレるだけですごくズレてくるんです。でも、信頼している相手だったらそれがありません。安定感という部分ですごかったですね」

—近年は酒井選手も若い選手を落ち着かせるような存在になっているように思います。マルセイユではフロリアン・トバン選手、代表では堂安律選手と、右サイドのコンビを組む若い選手をうまく生かしていますよね。どういった点に注意していますか。
「とにかく彼らがボールを持った時にどこにいるかをすぐに知りたいので、それを知るためにプレー全体をしっかり知っておきたいですし、信頼関係を作っておきたいと思っています。ただ、相棒はフローだとか、代表では律だとか、あまり決めたくはないですね。誰とやってもうまくやれるようになりたいし、そこを固定することはないです。一緒にやる準備としては、試合中にびっくりしないように準備しておくくらいで、あとは試合中に対応するようにしています」

—そういった余裕のある心構えも安定感がもたらしたものですか。
「ディフェンダーなので年齢や経験を重ねるとスタイルが変わってきますし、そういうところが大きいのかなと思います。幸い、所属したクラブが自分にとってプラスになったのもありますし、そこで充実した時を経て…というのがありますね。ただ、まだまだ理想にはほど遠いので、理想を追っていかないといけないと思います」

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