シュミットは勝利たぐり寄せるファインセーブに「見栄えが良かった」と照れ笑い
ゲキサカ / 2019年1月18日 5時23分
[1.17 アジア杯F組第3節 日本2-1ウズベキスタン アルアイン]
細かな反省点を次々と口に出すあたりに、勝利をつかみ取った手応えを感じさせた。国際Aマッチ2戦目にして公式大会デビューとなった日本代表GKシュミット・ダニエル(仙台)は「(親善試合と)公式戦では疲労感が違う。気を張っていたので身体が疲れた」と心地良さそうに息を吐いた。
自身の対応が不十分だったと挙げたのは前半40分に先制点を許した場面だ。「ポジショニングでミスがあって、ニアが空いてしまった」と悔やんだ。それ以外にも「キャッチしたあとの配球で、味方が苦しくなり得るところへ付けてしまったプレーがあった」と自省のコメント。だが、「細部にこだわっていきたい」と言葉に力を込めたのは、さまざまな手応えを感じ取っているからだろう。
決勝トーナメント進出が決まっていたのも要因かもしれないが、「この試合を楽しみにしていた。ワクワクしていた」という姿勢が伸び伸びとしたプレーにつながった。中でも後半41分にウズベキスタンのDFダブロンベク・ハシモフの強烈なミドルシュートを右手一本で弾き出したファインプレーは、勝利を大きくたぐり寄せるものだった。
「見栄えが良かったですね」と照れくさそうに言いながらも、「ボールの出どころが一瞬隠れて焦ったが、あまり球も速くなかったし、しっかりステップを踏んで足を運べた。落ち着いてセーブできた」と自らに及第点を与えた。
GK陣は権田修一が警告を1枚受けており、腰痛で別メニュー調整の続くGK東口順昭も16日の時点でまだ「50%」(東口)と、安泰と言える状況ではない。シュミットによる勝利は森保ジャパンにとって確実にプラス材料になる。「勝って決勝トーナメントに行こうと言っていたので、勝ち切れたのが良かった。これが自信になるというのはないが、また使ってもらえるように明日からまた練習していきたい」と意気込みをさらに高めていた。
(取材・文 矢内由美子)
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