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【令和を迎えて】ソーシャルフットボール元日本代表・小林の告白「病気をカミングアウトした理由」

ゲキサカ / 2019年5月7日 18時16分

 小林は今、YARIMASSE大阪とは別に、デフフットサル日本代表の船越弘幸らが在籍する関西2部のジプシーフットサルクラブで健常者とともにプレーしている。入部にはセレクションがあり、練習も厳しいことで知られる。なぜ2つのクラブを掛け持ちしているのだろうか。小林が明かす。

「これも挑戦のひとつです。僕に限らず、ソーシャルフットボールの選手の中には能力的には健常者の世界の中でやれる人はいます。でも、自分たちのことを、『サッカーを通して障がいのことを理解してほしい』と言いながら、自分たちが障がいの『壁』を一番作ってしまっている。『自分たちなんか』という言葉を使って……。それは『失敗したくない』という強い気持ちがある気がしています。僕がこうやって変われてきたのは、真庭さんや数人いるほかの方から、失敗する場をあたえてもらって、許して下さる方に恵まれた。だから今度は僕がほかの人に失敗する場を与えるとまでいかなくても、せめてそのきっかけだけは作りたい気持ちです。チャレンジ出来る場、というか『失敗』を受け止められる空間ですかね。そんな場が増えていけば、健常者、障がい者というくくりではなく、同じ人間として一緒に生きる空間になっていくんじゃないかなと思います」

 小林は今年、就職活動にも挑む。彼のチャレンジ精神には、障がい者サッカー選手にとどまらず、障がいのある人たちのよりよい未来を作りたい、という使命感に満ちている。

(取材・文 林健太郎)
●ソーシャル/障がい者サッカー特集ページ
●日本障がい者サッカー連盟(JIFF)のページはこちら

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