ミスで崩れ、落ち着かないまま失点…DF冨安「これが実力」
ゲキサカ / 2019年6月25日 17時58分
[6.24 コパ・アメリカGL第3節 日本1-1エクアドル ベロオリゾンテ]
反省の言葉が口を突いた。今大会、3試合すべてにフル出場した日本代表DF冨安健洋(シントトロイデン)は1-1の引き分けでグループリーグ敗退となった結果を受け、「これが実力だと思う」と寂しげに断じた。
2度リードして2度とも追いつかれた20日のウルグアイ戦(△2-2)に続いて先制しながら追いつかれた展開は、DF陣としては受け入れがたいことだった。前半15分にMF中島翔哉のゴールで先制した日本だが、その後は自分たちのミスで崩れてしまう。ロングボールで押しこまれ、相手のハイプレスでバタつき、最終ラインのビルドアップではバックパスや横パスを奪われてピンチを招くシーンが続いた。
前半23分には自陣PA内でGK川島永嗣が冨安に横パスを出したが、FWアンヘル・メナにカットされてしまい、至近距離からFWエネル・バレンシアにシュートを打たれた。その3分後にも自陣PA内で冨安と柴崎のパス交換がカットされ、またまた大ピンチ。落ち着きを取り戻せないまま、前半35分に失点した。
「僕らはラインを下げずに対応しようと話していたが、そういうチャレンジをした中で押し込まれていた。もっとやれたことがあると思うし、チャレンジしてできたという手応えはない。それは自分の問題。すべてにおいて自分に対してのチャレンジがもう少しできたのではないかと思う」
しかし、戦いも成長の道もこれからまだまだ続いていく。守備ではカバーリングなどで光るものも見せている。「上を目指す意識は常に持っていないといけない。反省して改善するということを繰り返していかなければならない」。冨安は頷くように言った。
(取材・文 矢内由美子)
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