圧巻2発の鹿島MF土居、“超決定機”には苦笑い「退場になるより…」
ゲキサカ / 2019年6月26日 0時7分
[6.25 ACL決勝T1回戦第2戦 広島3-2鹿島 広島広]
2つのアウェーゴールに相手GKの退場を誘った単独突破。鹿島アントラーズのアジア連覇の望みをつないだのはMF土居聖真の働きだった。「自分がなんとかしなきゃと思っていたので、結果につながって良かった」。最後までピッチに残してくれた大岩剛監督の采配に報いる活躍を見せた。
まずは劣勢が続いていた前半33分、豪快なハーフボレーで先制点を決めた。「自分からボールがそれていたし、トラップもあまり良いところにいかなかったけど、うまく力を抜いてコンパクトに決められた」。実質3点差とする一発に「相手はビッグチャンスもあったし、タイミングが良かった」と振り返った。
ところが、チームは後半27分までに2失点。思わぬ苦境を強いられたが、そこでも形勢を打破したのは背番号8だった。後半29分、自陣からのロングボールに勢いよく反応すると、相手守備陣を抜き去って無人のゴールへ突進。最後はGK中林洋次に後ろから倒され、レッドカードを誘って相手を数的不利に陥れた。
「本当は当たられる前に決めたかった。相手がレッドカードになったけど、スーパー決定機だったので、退場になるより1点が欲しかった。俺としては良い感触ではなかった」。そう苦笑い気味に振り返ったものの、終わってみれば「相手が10人になったのがでかいと思った」と言える状況だった。
なぜなら後半44分、自らの足で追加点を決め直したからだ。「自分のところにボールが転がってきた時、キーパーが見えたので『上がってたんだ!』と思った」。冷静な判断で目標を定めると、左足で無人のゴールにロングシュート。「『入れ入れ入れ入れ!』って、倒れながら(笑)」と殊勲の一発を笑顔で思い返した。
後半アディショナルタイムに3失点目を喫したこともあり、もし土居のゴールがなければ敗退決定。「昨日は父さんが誕生日だったし、一昨日は剛さん(大岩監督)が誕生日だったので、1点ずつ」とゴールを2人に捧げた土居は「ここ最近は個人的に結果を出せているし、次に進めるのは大きなこと」と喜びを語った。
(取材・文 竹内達也)●ACL2019特設ページ
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
U-23日本代表、負けられないアジア杯8強は後半勝負 開催国カタールはGK一発退場で数的劣勢
FOOTBALL ZONE / 2024年4月25日 23時55分
-
U-23代表落選に「落ち込む暇もなかった」横浜FM植中朝日、ACL準決勝で鮮烈2ゴール「アジア中に自分の名前を広めたい」
ゲキサカ / 2024年4月25日 4時40分
-
日本を勝利に導いた「番人」 大会“最多”6セーブ…GK小久保にA代表待望論「相応しい」
FOOTBALL ZONE / 2024年4月17日 12時1分
-
数的不利乗り越えU-23日本代表が白星発進 「残りの63人の気持ちも背負って戦う」チーム一丸で守った
スポニチアネックス / 2024年4月17日 5時33分
-
大岩監督「アクシデントは想定していたとはいえ…」退場トラブルも10人で逃げ切り白星発進
ゲキサカ / 2024年4月17日 0時19分
ランキング
-
1【U-23】パリ五輪消滅の韓国 相手GKの〝挑発〟行為を非難「腰をフリフリ嘲笑した」
東スポWEB / 2024年4月26日 21時7分
-
2ド軍指揮官 次戦の敵地Bジェイズ戦で大谷は「歓待を受けるべき」FA騒動も「彼が何かしたわけでない」
スポニチアネックス / 2024年4月26日 5時22分
-
3大谷翔平は「クレイジーだ」 異次元数値連発も…ド軍4番が称賛する“真摯な取り組み“
Full-Count / 2024年4月26日 9時15分
-
4《大谷翔平の伝記絵本》水原一平容疑者の姿が消失、出版社は「協議のうえ修正」 大谷はトラブル再発防止のため“側近再編”を検討中
NEWSポストセブン / 2024年4月26日 7時15分
-
5大谷翔平に「難癖をつけたい」 辛口NY紙記者が要望「恋愛事情を知る必要はない。しかし…」
THE ANSWER / 2024年4月26日 15時3分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください