沖縄でインパクト残した桐光学園左WB佐々木ムライヨセフ、プロ入り、選手権日本一の目標実現へ
ゲキサカ / 2019年8月3日 22時51分
[8.1 総体決勝 富山一高 0-1 桐光学園高 金武町フットボールセンター]
サッカー人生を大きく変えるような夏になった。桐光学園高の左WB佐々木ムライヨセフ(3年)は劇的な初優勝に「マジ、嬉しいです」と笑顔。夏の沖縄で強烈なインパクトを残した俊足DFは、自身に期待していたものに近い結果を残して日本一を勝ち取った。
今大会は初戦で圧巻の60m独走ドリブル。準々決勝、準決勝はいずれも突破から貴重なゴールをアシストした。FW、SH時代に比べて広がった前方のスペースを有効活用する形で、その攻撃力と抜群のスピードを発揮。「(決勝戦を含めて)相手も分析してきていて、結構『縦切れ』とか声が聞こえていた。それでも戦術上、自分はどんどんいかないといけないし、その中で行けたというのは良かったですね」と胸を張った。
今春からSB、WBに挑戦している佐々木は、守備面でも1対1の強さを十分に示した。一方で判断が遅れるシーンがまだあり、決勝は後半立ち上がりに警告を受けたことで、その後気持ちの部分で消極的に。「ネガティブになっていたら良いプレーもできないので、メンタル面でポジティブに捉えてやっていくこと。これまで以上にどんどん努力して強くなって今回はアシストしかできなかったので、ゴールにもっと貪欲にプレーしていかないといけない」と課題改善を誓っていた。
抜群のスピード、左足キックはプロで勝負するための武器。インターハイでその特長を発揮した佐々木はプロ入り、選手権日本一を目指していく。今年は岐阜に練習参加。ドリブルなどの武器は通用したと感じている。
この後、J2上位クラブへの練習参加も予定されている模様だ。これまで全国舞台での活躍がなかったが、このインターハイで優勝に大きく貢献し、優秀選手に選出されるなど評価を高めることに成功した。プロ志向の本人は「本当にどのポジションでも出してもらえるならば、やっていかないといけない」とチャンスを掴み取るつもりでいる。
そして、自分の成長だけでなく、チームの成長を求めるDFは、「チームを完成させて、自分も個人成長して、自分が(C大阪内定のFW西川)潤よりもチームを引っ張っていきたいですね」。インターハイ優勝で満足せずに、本気で2つの目標を実現させる。
(取材・文 吉田太郎)●【特設】高校総体2019
★夏季インターハイ全試合配信!試合動画はこちら
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
ユース取材ライター、森田将義記者が選ぶ「インハイ予選注目11傑」(関東編)
ゲキサカ / 2024年5月18日 16時41分
-
ユース取材ライター、森田将義記者が選ぶ「インハイ予選注目11傑」(中四国編)
ゲキサカ / 2024年5月16日 20時11分
-
一年前の悔しさを晴らす。桐光学園DF杉野太一主将「全国優勝できるチームになっていきたい」
ゲキサカ / 2024年5月12日 8時23分
-
[MOM4697]西武台GK松田聖也(3年)_中学時代の同期が目標。187cmGKが好セーブで連敗を止める
ゲキサカ / 2024年5月12日 0時24分
-
[MOM4679]京都橘MF高木俊(1年)_Wizards FC時代から「失わない」ことを意識。ドリブルで圧倒し、1G1A
ゲキサカ / 2024年4月30日 20時0分
ランキング
-
1「本当に悲しいアクシデント」 J1で味方同士衝突→プレー続行不能…同僚沈痛「かなり酷かった」
FOOTBALL ZONE / 2024年5月19日 19時50分
-
2パ・リーグで珍事! 3試合全てサヨナラ決着は10年ぶり3度目
スポニチアネックス / 2024年5月19日 17時37分
-
3今永昇太無双!また7回0封、メジャー最高の防御率0・84もファン落胆 「カブスは今永を無駄にしてる」「援護してあげて!」
iza(イザ!) / 2024年5月19日 8時20分
-
4大谷翔平、メジャー8冠→5冠に後退 4の0で2試合ぶり無安打…リーグでは7冠
Full-Count / 2024年5月19日 12時38分
-
5中日が逆転勝利で連敗を『4』でストップ リリーフ陣が守り切る DeNAはリーグワースト26失策
日テレNEWS NNN / 2024年5月19日 17時33分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください