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eスポーツチームのGMに元日本代表・山田卓也氏が就任! 設立3年で急成長「Blue United eFC」が目指す先とは

ゲキサカ / 2021年12月15日 19時0分

──他のプロスポーツチームとは違いはありましたか。
中村氏「競技はゲームですが、サッカーや野球、バスケなどのプロスポーツチームの経営の原理原則は一緒です。勝っているときは調子良いけど、負けているときは調子良くないというチームは、作ってはいけない。それはスポーツビジネスの鉄則でもあるので、チーム経営をスポーツビジネスの観点から、徐々に取り込み始めました。特性は色々と違うものがありますけど、本業で基本的な部分は理解していたので、それをドッキングさせ、日本で一番イケていて、一番強くて、一番先進的なチームを作ろうと目指しています」

──つぁくと選手とアグ選手という素晴らしいプレーヤーが所属されています。
中村氏「この事業を始めた当初、携わっていた選手は1人でした。ただ、eクラブW杯や国際大会は2人1チームが主流。どうしてももう一人が必要で、そのとき国内で活躍していたつぁくと選手と知り合うきっかけができて、参加してもらいました。その後、最初の選手が移籍してしまい、アグ選手が加入しました」

「幸運なことに、素晴らしい選手たちと契約できています。チームは事業と強化の両輪で成り立つ。選手頼みになってはいけないと常々意識はしており、チームとしてのブランド力や魅力は事業側で出していかないといけないと考えています」

──この3年間は順調のように見えます。
中村氏「おっしゃる通りで結果も出ているので、Blue Unitedというマーケティング会社だけであれば開かない扉も開くようになりました」

「たとえば『Blue Unitedです』と言って、欧州のビッククラブと話をしようとしても、話をしに行く代理店は星の数ほどいる。なかなか簡単に話はできません。しかし、『Blue United eFCというプロのeスポーツチームです。アジアのチャンピオンで、FIFAのeクラブW杯Zone2で優勝しました』と、そのチームとして行くと、話ができるのです。向こうもeスポーツチームがあるので、チームとチームの話になる。そのような副次的なメリットもありました」

「オーナーはスポーツマーケティング会社ですが、プロeスポーツチームとしてのスポーツ界での立場は、試合の結果に付随して得られています。強化のほうから事業に波及的に良い影響が出ていくようになってきました」

──今後の目標を教えてください。
中村氏「一番大きな長期的な目標でいうと、先駆者であり続けたいというのは間違いなくあります。自分たちのノウハウやスポーツビジネスの原理原則に則って、初期からプロのeスポーツチームを作ってきた。そのフロンティアに居続けないといけないと思うのです。ちょこっとやって真似されて追い抜かれるのは一番良くない。それが大前提ですね」

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