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「もう一回、青森山田と戦える場所まで」湘南内定の帝京大可児MF鈴木淳之介は初戦2アシスト

ゲキサカ / 2021年12月30日 2時36分

湘南内定の帝京大可児MF鈴木淳之介(3年)(写真協力『高校サッカー年鑑』)

[12.29 選手権1回戦 帝京大可児4-1今治東 等々力]

 帝京大可児高(岐阜)の心臓、MF鈴木淳之介(3年)は攻守に存在感を放った。2年生だった1年前、2020年12月に湘南ベルマーレ加入が内定した注目の大型ボランチ。正確なパスを配給して攻撃のリズムをつくれば、プレッシャーの中でもキープ力を発揮。182cm76kgの体躯を生かし、初戦は“頭”で2アシストを記録した。

 まずは前半32分、ロングスローにニアで反応した鈴木は高い打点からバッグヘッドでそらし、DF日置大翔(3年)の先制ヘッドを演出した。押し込みながらもゴールをこじ開けられなかった苦しい時間帯に先制点をおぜん立てすれば、前半40分にはゴールキックを頭で跳ね返して背後へとボールを送り、FW松永悠碁(3年)のゴールを導いた。

 初戦からしっかりと結果を残したが、鈴木は「両方とも頭からだったので、5分5分のボールを出したに過ぎない。次は得点という部分を狙っていきたい」。貪欲に次戦を見据えた。

 チームは序盤から主導権を握り、シュート数14対2という内容で初戦を突破した。「試合の入りからシュートを意識してみんなが試合に入っていた。相手のDFラインを下げて、自分たちらしいサッカーをできたことが勝ちにつながったと思います」(鈴木)。今年も帝京大可児スタイルを発揮し、一歩を踏み出した。

 1年前の敗戦を糧に、進化を遂げてきた。前回大会は3回戦で青森山田高に2-4で敗れ、過去最高タイの16強で敗退。それでも、青森山田の強烈な圧力に飲み込まれることなく、先制点を奪うなど持ち前の攻撃サッカーで堂々と渡り歩き、大きなインパクトを残した一戦だった。

「青森山田を相手にああいうサッカーが出来たので、やっていることが間違っていないのはあの試合で分かった。この一年、一つひとつのパスの精度だったり、細かいところを突き詰めて選手権に戻ってきた」

 技巧派揃いの今年度は攻撃の破壊力を増し、プリンスリーグ東海で過去最高の3位に食い込み、選手権の舞台に帰ってきた。全国制覇を先に見据えつつ、過去最高の16強超え、そしてリベンジ達成へ。「もう一回、青森山田と戦える場所まで勝ち進みたいと思います」。両者が厳しいブロックを勝ち上がれば、準決勝でその“再戦”が実現する。

(取材・文 佐藤亜希子)
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