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「LIGA KANTO U-18」のオープニングマッチは帝京、横浜FCユースともに課題と収穫を掴むドロー決着

ゲキサカ / 2022年2月6日 18時34分

お互いに攻守の切り替えも鋭い好ゲームは1-1のドロー決着

[2.5 LIGA KANTO U-18 帝京高 1-1 横浜FCユース 帝京北千住G]

 タイムアップの瞬間。両チームの選手たちが膝に手を突き、勝ち切れなかった結果を悔しがる。「ああいう姿が出てきたことが本当にありがたいですね。引き出してくれた横浜FCに感謝したいです。ああいう悔しがる姿勢が僕らの励みになるんですよ」(帝京高・日比威監督)。

 双方がお互いにチャレンジしながら、バチバチぶつかり合った80分間はドロー決着。日本サッカーの発展を考え、高体連所属チームとクラブユース所属チームの2つのカテゴリーの良さを相互に理解を深め、個人の育成とチームの強化を図ることなどを目的に、ヴァンフォーレ甲府U-18(山梨)、ジェフユナイテッド千葉U-18(千葉)、横浜FCユース(神奈川)、前橋育英高(群馬)、市立船橋高(千葉)、帝京高(東京)の強豪6チームで発足した「LIGA KANTO U-18 2022」の開幕戦。帝京と横浜FCユースの激突は、前半にリズムを掴んだ横浜FCユースがDFヴァンイヤーデン・ショーン(2年)、後半に巻き返した帝京がエースのFW齊藤慈斗(2年)と、それぞれ1点ずつを奪い合い、1-1で引き分けている。

 前半は「今年に入って初めてのゲームだったので、練習でやってきたことをどれくらい出せるのかという感じで臨みました」とDF池谷銀姿郎(2年)も話した横浜FCユースがペースを掴む。5分にはいきなりMF金子颯太(2年)が、右ポストを叩くオープニングシュート。9分には帝京のGK川瀬隼慎(1年)の完璧なパントキックから、齊藤に決定的なシュートを放たれるも、ここはGK岡本虎太郎(2年)がファインセーブで阻止すると、以降は攻撃の良い部分がピッチ上に現れる。

「ちょっとしたミスマッチの中で、相手のサイドハーフの背中でウチのウイングバックがフリーで受けられる、来るならシャドーが空くというところは、選手たちが多少見ながらプレーしていましたね」とは、今シーズンから3年ぶりに指揮を執る小野信義監督。守備時は4-4-2の帝京に対して、3-4-3を敷いた横浜FCユースは、右のMF清水悠斗(2年)、左のMF高塩隼生(2年)と両ウイングバックにサイドで勝負させながら、うまく中間ポジションでMF井上輝(2年)とMF許田新太(2年)の2シャドーもボールを引き出しつつ、チャンスを生み出していく。

 12分にはヴァンイヤーデン・ショーンのフィードを許田が残し、FW守屋颯人(2年)のシュートは枠の左へ外れるも、シンプルなアタックから決定機。18分にも高塩のドリブルを起点に、池谷が狙ったミドルは川瀬がキャッチ。31分にも井上のパスから、守屋が枠へ収めたシュートは川瀬がファインセーブ。帝京もDF大田知輝(2年)とDF田畑勲(2年)のCBコンビを中心に何とか凌ぎ続けるも、スコアが動いたのは40+1分。左サイドで手にしたFKを、DF中村琉聖(2年)が正確な左足で中央へ。これをヴァンイヤーデン・ショーンが圧巻の打点から、ヘディングでゴールネットへ鮮やかに打ち下ろす。「キックが良かったので、あとは合わせるだけだったんですけど、今年のファーストゴールを獲れたので、それは良かったと思います」と笑ったCBの一撃。横浜FCユースが1点をリードして、最初の40分間は終了した。

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