本格始動2日目の日本高校選抜、好守とFW松永40m弾、FW福田同点弾などで強豪・桐蔭横浜大に健闘
ゲキサカ / 2022年2月11日 0時48分
[2.10 練習試合 日本高校選抜 2-4 桐蔭横浜大]
第100回全国高校サッカー選手権の優秀選手を中心に構成された日本高校選抜は10日、関東大学リーグ1部の強豪・桐蔭横浜大と練習試合(35分×3本)を行った。FW松永颯汰(静岡学園高3年)の約40m弾で先制した日本高校選抜は、逆転された後にFW福田師王(神村学園高2年)が同点ゴール。その後突き放されて敗れたものの、強豪大学相手に健闘した。日本高校選抜は12日の「NEXT GENERATION MATCH」(日産)で川崎フロンターレU-18(神奈川)と戦う。
日本高校選抜は選考合宿を経て前日9日に本格始動。この日はみぞれ混じりの雨、雪が降る中、強敵に挑戦した。4-4-2システムを組んだ日本高校選抜はGKが佐藤瑠星(大津高3年)、4バックは右SB田口空我(流通経済大柏高3年)、CBがキャプテンのチェイス・アンリ(尚志高3年)と馬場拓己(桐光学園高3年)、左SB大川佳風(流通経済大柏高2年)。中盤は山市秀翔(桐光学園高3年)と薬師田澪(大津高3年)のダブルボランチで右SH藤森颯太(青森山田高3年)、左SH田澤夢積(青森山田高3年)、2トップは松永とFW守屋練太郎(前橋育英高3年)がコンビを組んだ。
日本高校選抜はDFライン、中盤のラインを安定させることを意識。味方と繋がりを持って守り、奪ったボールをDFラインや薬師田がテンポ良く1タッチ、2タッチで動かしていく。立ち上がりは左サイドの田澤がドリブルシュートやゴール前のこぼれ球に反応する形で相手ゴールを脅かす。桐蔭大のMF山内日向汰(2年=川崎F U-18)にポストを叩くFKを打たれるシーンもあったが、8分、プレスバックした松永がインターセプト。すぐに前を向き、顔を上げると、センターサークル付近から右足を振り抜く。ボールはGK頭上を越えて40m先のゴールネットに吸い込まれた。
松永は「相手の背後から狙っていくということは凄く良い感じに行ったので、良かったと思います」と振り返っていたが、前日の守備練習で意識付けされていた相手の見えない位置からプレスを掛けたことがゴールに直結。攻撃面でも山市がスペースへ飛び出してクロスを上げるなど、チームの狙いとする前の選手を追い越す動き、アグレッシブな攻撃も表現していた。
桐蔭大はボールを保持しながら的確にSBやCBの背後を狙い、ゴール前のシーンを作り出す。だが、日本高校選抜は17分にアンリがラストパスをスライディングでクリア。また、GK佐藤のファインセーブでリードを守ると、21分にはカウンターから4対2の状況を作り出し、守屋が左足を振り抜く。
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