本格始動2日目の日本高校選抜、好守とFW松永40m弾、FW福田同点弾などで強豪・桐蔭横浜大に健闘
ゲキサカ / 2022年2月11日 0時48分
だが、桐蔭大GK北村海チディ(3年=関東一高)の指先をかすめたボールは右ポストをヒット。この後、ピンチを作られていたものの、「自分たち、高体連ということで、最後の部分の泥臭さというのは一つ強みで持っているので、そこは最終ラインもそうですし、前の選手もタフにやってくれたかなと思っています」という馬場や田口が最後の局面でパス、シュートをブロックする。
29分にはGK佐藤が抜け出してきたFWとの1対1をストップ。逆に松永が運ぶ力を発揮し、また田口、大川が攻撃参加して崩しに係るなど良い形の攻撃も出ていた。このまま1-0で1本目を終えるかと思われたが、ラストプレーで桐蔭大のFW山田新(3年=川崎F U-18)にサイドを破られ、MF楠大樹(3年=桐生一高)に同点ゴールを決められた。
2本目、日本高校選抜は佐藤、アンリ、大川、守屋に代えてGK吉田優翔(桐光学園高3年)、CB柳生将太(前橋育英高3年)、左SB海老沼慶士(米子北高3年)、FW福田を投入。7分、桐蔭横浜大FW山田にPKを決められて逆転されたが、福田が大学生相手にも球際で競り勝ち、松永も前線でタメを作る。そして13分、田口の縦パスを起点に福田とのコンビネーションで藤森が右サイドを抜け出す。DFの寄せよりも一瞬速く中央へ折り返すと、小さなフェイントでシュートコースを作った福田がそのまま左足を振り抜き、同点に追い付いた。
2分後にシュートのこぼれを桐蔭大・山田に押し込まれて2-3。DFラインが前に出るのか、構えるのか曖昧になったところを突かれてしまった。それでも17分に吉田のファインセーブで追加点を阻止。18分に田口、馬場、薬師田、山市、藤森、田澤、松永に代えてトレーニングパートナーの右SB高瀬大也(尚志高1年)、CB川副泰樹(大津高3年)、MF小泉龍之介(静岡学園高3年)、MF根津元輝(前橋育英高2年)、右SH阪田澪哉(東山高2年)、左SH川口敦史(大津高3年)、FW大迫塁(神村学園高2年)を投入した日本高校選抜は守備面を安定させると、個や連係で右サイドを攻略していた阪田の斜めのラストパスから川口がシュートへ持ち込むなど同点ゴールを目指した。
3本目、吉田、高瀬に代えてGK鮎澤太陽(尚志高2年)とトレーニングパートナーの右SB山田一景(尚志高2年)を投入。小泉と根津が中盤からの持ち出しを意識し、左SBの海老沼が攻撃に係るなど押し込む時間を増やした日本高校選抜は連動した崩しにチャレンジする。
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