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“3冠の過去”から切り替え、新たなスタート。青森山田が「今できること」を徹底し、市船を2-0撃破!

ゲキサカ / 2022年4月3日 21時44分

後半34分、PKを決めた青森山田高FW小湊絆(10番)がゴールを喜ぶ

[4.3 高円宮杯プレミアリーグEAST第1節 市立船橋高 0-2 青森山田高 グラスポ]

 先輩たちが成し遂げた“3冠”から切り替え、自分たちが「今できること」を徹底。新生・青森山田が22年度公式戦初戦を白星で飾った。高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2022 EASTは3日、第1節2日目の3試合を行い、昨年優勝の青森山田高(青森)と同9位・市立船橋高(千葉)が激突。アウェーの青森山田が2-0で勝ち、白星スタートを切った。

 ホームの市立船橋は4-5-1システム。GKドゥーリー大河主将(3年)、右SB桒原大知(3年)、CB懸樋開(3年)、CB青柳広望(3年)、左SB北川礁(3年)。中盤はゲーム主将の太田隼剛(2年)と白土典汰(2年)のダブルボランチで右SH高橋悠真(3年)、左SH丸山侑吾(3年)、トップ下が21年U-16日本代表候補の郡司璃来(2年)、そして1トップを青垣翔(3年)が務めた。

 一方、21年度シーズンにインターハイ、選手権、プレミアリーグEASTの“3冠”を成し遂げた青森山田は注目の今季公式戦初戦。先発SBとして選手権優勝を経験しているMF中山竜之介(3年)が、リハビリ中のDF多久島良紀主将(3年)に代わってキャプテンマークを巻いた。

 4-4-2システムのGKは鈴木将永(2年)、DFラインは3冠メンバーのFW渡邊星来(現FC刈谷)を兄に持つ右SB渡邊来依(3年)、CB小林康人(3年)、CB三橋春希(3年)、左SB迫田大空(3年)。中盤は中山と小栁一斗(3年)のダブルボランチで右SH奈良岡健心(3年)、左SH小野理竜(3年)、2トップは櫻井廉(3年)と選手権3発の新エースFW小湊絆(3年)がコンビを組んだ。

 雨天の中でスタートした試合は前半2分、青森山田の小湊が右サイドから個で持ち込んで右足シュート。5分には、奈良岡が右サイドから最初のロングスローを投じる。序盤は縦にボールを入れ合う展開に。昨年、アウェーで青森山田に0-9で大敗している市立船橋は強度で対抗し、試合を通して存在感のあった青垣が前線でFKを獲得する。

 だが、15分、青森山田がこの日3本目のロングスローを先制点に結びつける。左サイドから奈良岡が投じたロングスローをニアで小湊が競り、ファーから飛び込んだ小林が頭でゴールへプッシュ。新シーズンの公式戦ファーストゴールを伝統のセットプレーからもぎ取った。

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