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[プレミアリーグWEST]後半ATの決勝弾で魂の逆転勝利!伝統の静岡ダービーは磐田U-18が劇的に制す!

ゲキサカ / 2022年4月9日 22時50分

 試合が動いたのは後半4分。FW田中侍賢(2年)のパスを受け、オーバーラップしたDF石川晴大(3年)がクロスを上げると、走り込んだ星戸がダイレクトでボールを左スミのゴールネットへ送り届ける。「最初はクロスにも入れていなかったんですけど、監督に『もっと前線に関われ』と言われて、その指摘であそこに入ることができました」と口にした、緊急出場のボランチが鮮やかな先制点。清水ユースが1点のリードを手にした。

 7分には清水ユースに追加点のチャンス。高い位置で相手のボールを奪った田中が、そのまま左に流れながらフィニッシュを取り切るも、磐田U-18のキャプテンマークを巻くGK森脇真一(3年)が好セーブで応酬。15分には磐田U-18に同点のチャンス。後藤のパスからDF伊藤稜介(2年)が丁寧にクロス。ファーで待っていたMF竹田優星(2年)がフリーで合わせたシュートは、しかしクロスバーの上へ。思わずサックスブルーの選手たちも頭を抱える。

 相次いでカードを切りつつ、後藤を前線にシフトする勝負に出た磐田U-18は、「自分たちの目指しているサッカーが、後半の途中からはできたかなと思います」と前田監督も評価する展開を作ったものの、フィニッシュまではなかなか持ち込めなかった流れの中で、ストライカーがゴールへの矜持をきっちりと成果に結び付ける。

 36分。相手の最終ラインでのビルドアップへ果敢に突っ込んだ伊藤は、力強くボールを奪い取ると、そのまま丁寧にシュート。軌道はGKを破って、ゴール右スミへ正確に転がり込む。9番を託された伊藤の1人カウンター完結。1-1。スコアは振り出しに引き戻された。

 同点の勢いそのままに、押し込む磐田U-18。思わぬ失点に動揺を隠せず、耐える清水ユース。42分には途中出場のDF竹村俊(2年)の右クロスに、伊藤のシュートは枠の上へ。43分にも相手のミスパスを拾ったMF鈴木泰都(2年)が右へ流し、竹村のシュートは右ポストと左ポストを順番に叩き、ピッチに戻ってきたものの、ホームチームが打ち出す勝利への意欲が、アウェイチームを飲み込んでいく。

 輝いた主役は「走ればチャンスが来るかなと思って、最後の力を振り絞って走りました」と笑顔を見せた右サイドバック。終了間際の45+4分。右でボールを持った李は、横にボールを付けて縦へダッシュ。FW河合優希(1年)は対峙したマーカーの股を抜いてスルーパスを通すと、李の視線がはっきりとゴールを捉える。

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