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[関東大会予選]「この世界にマグレはない」と言い切る新指揮官の信念。駒澤大高が一体感あふれる総力戦で本田裕一郎TA率いる国士舘を撃破!

ゲキサカ / 2022年4月23日 20時59分

 キャプテンの加茂は、“昨日”のことを嬉しそうにこう明かす。「学年のグループLINEに、『本気で勝ちに行きたいから、力になってくれ』というLINEをしたんですけど、全員で一丸となった試合ができたかなと思っていて、ピッチに立てない人もいるのに、そういう人たちが純粋に勝利を喜んでくれたのも凄く嬉しかったです。コロナの影響もあって、僕たちは合宿とかもできなくて、『絆を深める』という面では他の代よりもそういう機会があまりなかったと思うんですけど、こういう大会を通じて自分たちが1つになってくるというのは感じています」。

 もちろんこの空気の中心にいるのは、今シーズンから指揮官に就任した亀田監督だ。長くチームのコーチを務め、選手たちの心情に寄り添い続けてきた“亀田先生”だが、監督になっても基本的なスタンスは変わらない。

「自分たちは新チームになった当時は練習でも声が出ないし、走らないし、戦わないというチームだったんですけど、そこで亀田先生にしつこいぐらいに毎日言われて、亀田先生の雰囲気や熱量にみんなも背中を押されて、試合ごとに大きく伸びている印象です」(徳永)「今年は流れに乗れば勢いが凄く出るチームだと思うんですけど、流れを作るまでが大変なので、そこで亀田先生には『ベンチの力を借りるんじゃなくて、自分たちの力でやっていけ』ということはよく言われます」(加茂)。

 一見すると2人の言葉は対照的に映るが、そこに通底しているものは“亀田先生”が抱え続けている1つの信念だ。「監督になると見える景色とか考えることも全然違いますけど、このクラブを背負っているので、『クラブのために』『子供たちのために』というのは何ら変わりはないですし、本当にいろいろなスタッフの方に助けられて、今はやってきているような感じです」。

 圧倒的な熱量を誇る数の圧力と、湧き出てくる力を下支えする一体感と、『子供たちのために』戦う指揮官と。おそらく今年の駒澤大高は、例年以上に対戦相手にとって厄介なチームになりそうだ。

(取材・文 土屋雅史)

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