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[関東大会予選]上手くて勝てる“成立らしさ”の復権へ。勝負強い成立学園が國學院久我山に2-0で快勝!

ゲキサカ / 2022年4月25日 7時0分

局面で激しいバトルが繰り広げられた

[4.23 関東高校大会東京都予選準決勝 國學院久我山高 0-2 成立学園高]

“らしさ”というフレーズの使い方は難しい。それが自らの力をよりわかりやすく解放する形に繋がることもあれば、自らの力を限定する形に向かってしまうこともある。ただ、このチームを初めて冬の全国へ導いた経験を持ち、久々に監督の立場へと復帰したこの指揮官は、本来の意味をおそらくは十分に理解しているはずだ。

「前回監督をやっていた時の大津(祐樹)とか舞行龍(ジェームズ)とか、彼らに比べたら力は落ちるかもしれないですけど、マジメなチームなので雰囲気さえ作ってあげられればなと。こっちがガーガー言うよりは、のびのびと彼らにやらせてあげたいですし、そのために自分が監督になっているんじゃないかなと思っているので、“成立らしさ”をもう1回これから作っていきたいですよね」(山本健二監督)。

 上手くて勝てる“成立らしさ”の復権へ。23日、2022年度関東高校サッカー大会東京都予選準決勝が行われ、國學院久我山高対成立学園高という好カードが実現。前半にMF陣田成琉(3年)とMF武田悠吾(3年)のゴールでリードを奪った成立学園が、後半も攻勢に進めながらそのまま2-0で勝利。関東大会へと進出する権利をもぎ取っている。

 ゲームは國學院久我山が押し気味に立ち上がる。最前線に入ったFW塩貝健人(3年)が強烈なフィジカルと積極性を推進力に昇華させ、とにかく前進。その下に入ったDF内田幹太(3年)、右のFW八瀬尾太郎(3年)、左のFW中山織斗(3年)と両ウイングも有機的に関わり、迫る成立学園ゴール。前半12分には塩貝が飛び出したGKの鼻先でループシュート。ここはクロスバーに跳ね返ったボールを、懸命に戻った成立学園CB滝川穣(3年)が何とかクリアしたが、際どいシーンを創出する。

 だが、まさにピンチの後にチャンスあり。13分、左サイドで前を向いた陣田が「いつもあまりシュートを打っていなくて、監督からも『もっとゴールを狙え』と言われていた」という意識を携えながら果敢に狙ったシュートは、DFに当たってコースを変えながら、GKの頭上を破ってゴールネットへ弾み込む。「いつもアシストが多いんですけど、久しぶりにゴールが決められてマジで嬉しかったです」と笑った7番の先制弾。押し込まれていた成立学園が、先にスコアを動かした。

 以降はお互い攻め合う展開に。16分は國學院久我山。MF近藤侑璃(1年)との連携から、塩貝が放ったループは枠の上へ。19分は成立学園。陣田が右へ振り分け、CBからCFへとコンバートされた佐藤由空(3年)が好クロス。ニアで合わせた武田のシュートは枠の左へ外れるも、きっちり崩す形を作り出す。

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