【単独インタビュー】A代表初招集も出番なし…“W杯優勝”見据える林大地「正直それだけで落ち込んだり、考えすぎたりはしないので」
ゲキサカ / 2022年5月9日 19時0分
——東京五輪代表でも同じチームだった三笘薫選手の活躍で勝利し、W杯出場が劇的な形で決まりました。その時、うれしい気持ちも含め、いろんな思いがあるのではないかと想像するのですが。
「薫がゴールを決めたこともそうだし、いい意味での嫉妬心はすごく大事だと思っているので、いい意味での嫉妬心はすごく芽生えました。でも逆に初招集でワールドカップ出場の瞬間にいられたこともサッカー選手としては幸せなことだなと思いました」
——ベトナム戦に向けて気持ちも昂っていたと思いますが、どのような思いで見ていましたか。
「自分の中ではメンバー外からベンチに入ったことによって、試合に出られるチャンスがより現実味があるような状況になっていたので、しっかり準備をして、出番が来てもいいようにアップしていました。結果的には出番がなかったけど、サッカー選手、特にベンチにいる選手は準備をすることの繰り返しだと思いますし、その先は森保さんが決めることです。自分が中心になって出たいなという思いと、ああいう状況にあるなら常にいい準備をして、常にいいコンディションでいることが一番重要だなと思いました」
——交代枠が余っていて、それも同点で。ストライカーなら何とか試合に出たいという気持ちはあったと思います。
「一枠あったのでもちろん出たかったですし、最後まで可能性があるならFWだと思っていました。でも出るか出ないかを決めるのは僕じゃない。日本代表の監督は森保さんですし、最終判断は森保さんがすること。それについては自分がどうこう言うものではないと思います」
——試合に出るために足りなかったものは見えていますか。
「これが足りなかったと明確にわかるものはないですけど、『試合に使おうとはならなかった』ということだと思います。どこかで使おうとなっていたら試合に出られたと思いますし、それが何かは自分では分からない。自分のチームで結果を残して、準備し続けるしかないかなと思っています」
——最終予選の重要な2試合を経験できたことを、いまどう捉えていますか。
「あの2試合を経験できたことは自分にとってプラスなので、次は自分の(所属先の)チームで結果を残して、また呼びたいなと思ってもらえるようにしたいです。そして呼んでもらえたら練習からしっかりアピールして、試合で使いたいと思ってもらえる選手になれるように、目の前の1試合1試合を練習からやっていくしかないと思います」
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