羽中田新監督「たくさんのことを学ばせてもらった」。逆転勝ちの山梨学院が山梨第1代表として関東大会へ
ゲキサカ / 2022年5月13日 18時11分
[5.13 関東高校大会山梨県予選決勝 山梨学院高 2-1 韮崎高]
令和4年度 第74回山梨県高校総体サッカー競技兼関東大会予選は13日に決勝を行い、山梨学院高が2-1で韮崎高に逆転勝ち。2連覇を達成した。決勝を戦った両校は、5月28日から神奈川県内で開催される関東大会に出場する。
山梨学院は今年3月から指揮を執る羽中田昌新監督の下、まずは1つめのタイトルを獲得。新指揮官は、「苦しい戦いの中で、生徒たちは最後まで粘ってくれたなというのと、今日のこの戦いでたくさんのことを学ばせてもらったなと。これから何をしなければならないかと学ばせてもらった戦いだったな、と感じています」と語った。
体制が代わり、昨年までとは異なる戦い方へのチャレンジを始めたばかり。羽中田監督は「ボールをたくさん触りながらサッカーをやる。選手たちがサッカーを楽しめる、もっとボールに係わって、サッカーマンとして成長できるような方法で何とか勝っていきたいなと思っています」と期待する。4-3-3システムを組み、各選手が相手にとって嫌な立ち位置を取る形でボールを動かして主導権。その一方、後半は連戦による疲労によって思考力が低下し、プレー精度を欠くなど、課題も見える1冠だった。
山梨学院の先発はGK廣瀬大翔(3年)、4バックは右SB高柳亮吾(2年)、CB歳藤稜久(3年)、CB芳野伯(3年)、左SB庄司優作(3年)。中盤は本多弥沙哉(2年)がアンカーに入り、2シャドーがゲーム主将の小棚木蒼大(3年)と10番の野田駿人(3年)、右FW伊藤優作(3年)、左SH五十嵐真翔(2年)、CFに栃尾瞭太(3年)が入った。
一方、名門・韮崎は4-4-2システムでGKが191cmの清水大暉(3年)で4バックは右SB小林恵輔(3年)、主将のCB大野孔之(3年)、CB小林恭輔(3年)、左SB金丸侑司(3年)。中盤は萩原悠翔(3年)と清水蒼士(2年)のダブルボランチで右SH赤池駿(3年)、左SH相澤涼真(3年)、2トップは大森岳(3年)と平井蒼吏(3年)がコンビを組んだ。
その韮崎が開始直後に先制点を奪う。6分、自陣左寄りの位置から金丸が対角の左足FKを蹴り込む。これを平井が競り勝ち、フリーの大森が左足でプッシュ。技術力高い萩原のスルーパスなど、入り良く試合を進めていた韮崎がリードを奪った。
だが、山梨学院は慌てることなく反撃を開始。小棚木と野田がバイタルエリアでボールを引き出してサイド攻撃を繰り出す。また、前から制限を掛ける形でプレッシャー。中盤の底に位置する本多がセカンドボールを回収し、連続攻撃に繋げていた。
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