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[プレミアリーグWEST]「練習から100パーセント」が新指揮官の流儀。ゴラッソ3発の磐田U-18がヤマハで快勝!

ゲキサカ / 2022年5月15日 22時23分

 後半は開始早々に磐田U-18へ追加点機が訪れる。1分。伊藤との連携からFW舩橋京汰(2年)がエリア内へ侵入すると、MF鈴木泰都(2年)のシュートは、神戸U-18のキャプテンを託されているDF寺阪尚悟(3年)が懸命のブロックで回避するも、5分にはリーグ初出場となったDF松田和輝(3年)がセンターバックの位置からドリブルを始め、右サイドをぶち抜いてクロス。飛び込んだ伊藤猛志とはわずかに合わなかったが、積極的な姿勢を打ち出し続ける。

 すると、再び場内にどよめきを巻き起こしたのはナンバー9のスーペルゴラッソ。8分。相手のクリアをMF亀谷暁哉(3年)が頭で跳ね返すと、「自分の前にボールが転がってきて、ディフェンスが寄せてきていないことはすぐにわかった」という伊藤猛志は躊躇なく30mミドルにトライ。ドライブ回転の掛かったボールはGKの頭上を破り、ゴールネットへ吸い込まれる。「当てた瞬間に『入ったな』と思った」という一撃には、スタンドからも大きな拍手が。2-0。点差は2点に広がった。

 ショックの小さくない失点を献上した神戸U-18は、それでも食い下がる。11分には横パスをかっさらった今富のスルーパスから、冨永が放ったシュートは磐田U-18のGK森脇真一(3年)の好守に阻まれたが、その1分後の12分に再び決定機。右サイドのロングスローの流れから、本間がクロスを送り込むと、MF永澤海風(3年)と蘓鉄が潰れ、最後は今富が左足でグサリ。2-1。意地の反撃弾。にわかに試合の行方は不透明になっていく。

 その男は、自分に憤っていた。「スタメンじゃなかったことが本当に悔しくて、悔しくて。でも、ここで腐ったり、折れたら、結果も残せないし、次にも繋がらないし、まずは流れが良くなかったので、『自分が入って流れを変えてやろう』と思いました」。28分。磐田U-18の前田監督が切った1枚目のカードは後藤。ベンチスタートの悔しさを、目の前のボールにぶつける覚悟はできていた

 30分。舩橋が左サイドへパスを付けると、後藤はドリブルを開始する。「どんどん中に仕掛けていきながら、『パスを出そうかな』と思ったんですけど、『ここは打たないとな』って」。長いストライドで中央へとグングン運び、エリア外から右足で振り切った軌道は、右のポストを叩いてゴールネットへ弾み込む。「『遼一さん、見たか!』と。メチャメチャ嬉しかったです」。煌めいた才能の爆発。3-1。この1点で勝負あり。

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