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今年は「勝負する全国大会に」。鹿児島5連覇の神村学園は全国屈指の攻撃力、戦う力もより高めてインハイへ

ゲキサカ / 2022年5月29日 6時20分

 鹿児島城西は飲水明けの21分、鹿児島実高との準決勝で流れを傾けたMF佐俣盛之助(3年)、FW東條弘聖(3年)の2人を同時投入。原田や前田がドリブルでスペースを突いていたが、一度ボールを失うと速攻鋭い神村学園アタッカー陣に自陣深くまで押し返されてしまう。鹿児島城西は31分、右WB加藤廉(3年)を投入。この日は佐藤や山口のシュートブロックも光っていたが、ゴールが遠い。新田監督が「結構面白いサッカーをしていたんですけどね」という内容の戦いを見せたものの、終盤の運動量で王者を凌駕することはできず。序盤の連続失点も響いて準優勝に終わった。

 神村学園は中盤の選手が前を向いてドリブルやパスでゴール前へ入って行くという回数がまだまだ少ない。この日は決定機で利己的なプレーをしてリズムを崩した部分も。反省点は多かったが、攻撃の破壊力は全国トップレベルだ。チームは課題を改善し、上手くて、強くて、勝つチームを目指していく。

 有村監督は「去年までは『出る全国大会』、『出続ける全国大会』でしたけれど、今年からは『勝負する全国大会』にしたいなと個人的には思っているので。だいぶ知名度も上がって出るところから勝つところへ持っていかなければいけないと思っている」と今年、神村学園のステージを上げる考えを口にした。

 悔しい敗戦も経験してきた選手たちは、学んだことを今年度の結果に繋げる考えだ。大迫は「まだ自分たちは戦っていないですし、去年(準々決勝で)米子(北)とやってあれ(ハードワーク)を70分続けて、それも連戦の中で続けて、やっぱり勝つチームはああいうチームなんだなと感じたので、ああいうチームになりたいですね。しかも、(米子北は)チーム力も凄く高かったし、ゲームに勝つんだという気迫も感じれて、それに負けてしまったところがあったので、そこは付けていきたいですね」。また福田は「プレッシャーに撃ち勝つ(青森)山田さんは凄かったので、(彼らのように)日常生活から変えていかないといけない」と求めていた。今年度は全国準決勝や決勝で勝負しなければならない年。注目世代の神村学園が課題を改善し、武器を徹底的に磨き上げて歴史を変える。

(取材・文 吉田太郎)●【特設】高校総体2022

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