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[プレミアリーグWEST]突き付けられた「ボールの価値」。世界への道に足を踏み入れたC大阪U-18が首位の鳥栖U-18を撃破!

ゲキサカ / 2022年5月30日 7時7分

セレッソ大阪U-18は首位のサガン鳥栖U-18から3ゴールを奪って勝利を引き寄せる

[5.28 高円宮杯プレミアリーグWEST第9節 C大阪U-18 3-1 鳥栖U-18 C大阪舞洲G]

 キーワードは『ボールの価値』だ。そのボールにどれだけの価値があるか。そのパスにどれだけの価値を持たせられるか。そして、そのゴールにどれだけの価値を乗せられるか。もちろんすべては自分次第。若き桜の勇者たちは、その道に足を踏み入れたのだ。

「僕らの言い方でいくと、今日も『ボールの価値』が低いなと。『安っぽいボールや』という話になりますね。『だって、10円とか100円の価値のボールを持っているから、別に取られてもいいって話になるんやろ』と。『2億、3億のボールを持っていたら、オマエらどうする?』と。その2億、3億のボールを僕らは家の金庫にしまうのでもないし、目の前にさらけ出して、『取りに来い』ということができるか、できないかであって、そこを楽しめるヤツじゃないとその先に行けないよと。これは風間さんの名言ですけど、丸々パクらせてもらっているので、僕が言うたことにしておいて下さい(笑)」(C大阪U-18・島岡健太監督)。

『ボールの価値』に重きを置いたホームチームが、堂々の首位撃破。28日、高円宮杯 JFA U-18 サッカープレミアリーグWEST第9節、セレッソ大阪U-18(大阪)とサガン鳥栖U-18(佐賀)が激突した好カードは、DF白濱聡二郎(2年)とFW皿良立輝(2年)の2ゴールで3点を先行したC大阪U-18が、鳥栖U-18の反撃を注目FW鈴木大馳(1年)の1点に抑え、3試合ぶりの白星を手にしている。

 最初のチャンスはアウェイチーム。前半3分。この日はセンターバックに入ったMF林奏太朗(2年)がピッチ中央、ゴールまで20メートル強の位置から得意の左足で直接狙ったFKは、左ポストをかすめて枠外へ。まずは惜しいシーンを作り出す。

 だが、ホームチームは同様にセットプレーから試合を動かす。7分。左サイドで獲得したCK。高精度の右足を持つMF清水大翔(2年)がファーに蹴り込むと、192センチの長身が宙を舞う。「昨日も練習後にセットプレーの確認をして、そこで自分がファーに逃げてみようという話はしていたので、その通りにできました」と振り返る白濱の完璧なヘディングが揺らしたゴールネット。C大阪U-18が先制に成功した。

 畳み掛ける桜色。12分。「監督から『前は狙っておけ』と言われていて、相手が後ろ向きの状況やったから、これは狙えると思って行きました」という皿良が高い位置で相手ボールをかっさらうと、そのまま独走。飛び出したGKも冷静にいなして、ゴールへとボールを流し込む。抜け目ない狙いから、きっちり成果まで。点差は2点に開く。

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