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「目の前の1試合」を勝つことだけが日本一へ通ず。“勝負強い”帝京長岡が延長で新潟明訓に競り勝って新潟制覇!

ゲキサカ / 2022年6月5日 20時25分

延長へもつれ込む激闘を制した帝京長岡高は5大会ぶりとなる夏の全国へ!

[6.5 インターハイ新潟県予選決勝 帝京長岡高 1-0(延長) 新潟明訓高 新発田市五十公野公園陸上競技場]

 準決勝も、決勝も、延長戦までもつれ込みながら、どちらもゴールを奪って勝ち切るあたりに、今年のチームの勝負強さが滲む。掲げた目標を手繰り寄せるためには、目の前のことを1つずつ、丁寧に、それでいて確実に、積み上げていくことが何よりの近道だと、みんなわかっている。

「先を見据えずに、目の前のワンプレー、目の前の1試合を全員で勝つということだけを意識してやりたいです。勝って、勝って、勝って、最終的に日本一を獲れるのが一番いいと思うので、いろいろと考え過ぎずに、目の前のことだけをやっていきたいと思います」(帝京長岡・桑原航太)。

 久々に帰還する夏の全国で、見据えるのは悲願の日本一。令和4年度全国高校総体(インターハイ)「躍動の青い力 四国総体 2022」男子サッカー競技新潟県予選決勝が5日に行われ、帝京長岡高が延長戦の末に1-0で新潟明訓高を振り切って、5大会ぶり6回目の全国切符を勝ち獲っている。

「前線の選手が本当に自由に、レベル高くやっていますよね」とキャプテンのDF桑原航太(3年)が口にしたように、帝京長岡は開始早々から攻撃陣がフルスロットルで立ち上がる。前半6分には相手GKのキックミスを拾ったFW岡村空(3年)が、すかさずフィニッシュ。ここは懸命にゴールカバーへ戻った新潟明訓キャプテンのDF加藤大貴(3年)が間一髪で掻き出したが、12分にもDF柳澤颯人(2年)のフィードから、MF五十嵐丈一郎(3年)との連携で右サイドを抜け出したMF松山北斗(3年)が枠の右へ逸れるシュートを放つなど、ゴールの予感を漂わせてゲームに入る。

 押し込まれる展開を強いられた新潟明訓も、加藤とDF後藤太一(2年)のCBコンビを中心に粘り強く守りながら、虎視眈々と狙う一刺し。25分にはボランチのMF菅井琉乃介(2年)が左へ振り分け、MF中村凌也(3年)のシュートはゴール左へ外れるも、ようやくファーストシュートを。2トップのFW佐藤椋輔(3年)とFW高井乃海(3年)を生かす速い攻撃に活路を求めていく。

 25分は帝京長岡に決定機。右サイドをDF清川郁生(3年)が粘って運び、松山のクロスはファーで待っていたFW土門遥斗(3年)まで届くも、叩いたボレーは枠の上へ。27分にも岡村のパスからDF内山開翔(2年)のグラウンダークロスに、ダイレクトで合わせた五十嵐のシュートはわずかに枠の右へ。「思いのほか硬かったのもあるし、ゴールが入らなかったですね」とは谷口哲朗総監督。前半は0-0のままで35分間が終了した。

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