吉田麻也が“過密日程”に訴え「アジア人は非常に苦しんでいる」過去4年で地球8周、AFCへの意見書通らず
ゲキサカ / 2022年6月8日 6時30分
「ただ、いまのフットボールはスピードも強度も上がってきていて、フィジカル的な要素がすごく重要になってい。その中でこのようなタフさを強いられるのは、これからの選手にとって枷になっていくんじゃないかと思っている。僕はプレミアリーグにいたからこそ、それがいかに難しいかを理解している。少しずつプレミアリーグなどのレベルの高いチームでプレーする選手が増えている中、僕は彼らがビッグクラブで活躍する姿を見たいし、そのためにできることはこうしたインフラ面、ピッチ外のこと、環境をもっと整えてあげること。それが彼らのキャリアの手助けになるんじゃないかと思っている」
すでに選手たちは移動時の工夫を最大限行っており、JFA(日本サッカー協会)も千葉市内にトレーニング拠点のJFA夢フィールドをオープンさせるなど、現場レベルでの取り組みは大きく進んでいる。だが、そこに「AFC、FIFAからの歩み寄りは見られない」と吉田。「間違いなくもっともっと選手の声を聞くべきだと思う。プレーヤーズファーストの概念がないのは正直信じられない」と言葉に熱が帯びた。
またそんな吉田は一つの代案も持っている。「試合数がまず多すぎるということと、インターナショナルマッチウィークの回数が多いことで、そのぶん移動距離がどうしても増えてしまう。たとえば1回の招集で行う試合数を増やして、期間を長くすることで一回の移動を少なくするのはどうか」としつつ、「年間5回くらいあるのを3回に減らして、長くインターナショナルウィークを取って、今までと同じ試合数や、ちょっと少なくすることが可能なのではないか」と提案した。
FIFPROによると日本国内でも今季、16日間で6試合という異例の過密日程でセントラル開催が決まったACLに対し、Jリーグから出場する4クラブの主将が連名で是正を求める意見書を出したが、AFCはこれをスルー。「Jリーグの選手や僕たちもAFCに対して意見書を出しているが、無視され続けている。間違いなくおかしい状況ではないかと思う」(吉田)。持続可能でより良いサッカースケジュールの実現に向け、プレーヤー側から改革に向けた機運が高まっている。
(取材・文 竹内達也)★日本代表など参加32チームの最新情報をチェック!!
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