「勝利からの1週間」で着実に成長を遂げてきた東海大高輪台はPK戦で“4勝目”をもぎ取り全国へ王手!
ゲキサカ / 2022年6月11日 20時51分
[6.11 インターハイ東京都予選準々決勝 成立学園高 0-0 PK5-6 東海大高輪台高]
3つの勝利をもぎ取ってきた勢いもある。3つの勝利を積み重ねてきたプライドもある。チーム全体の負けられない、負けたくない想いが、あるいはPK戦のゴールマウスに立った1年生守護神に乗り移ったのかもしれない。
「最初はこの子たちも半信半疑で不安だったと思うんですけど、公式戦でこうやって勝ち進めるのは大きいですよね。最初はおっかなびっくりのところもあったんだけど、ここからも『何があっても大丈夫』みたいな感じでやってくれればいいかなと思います」(東海大高輪台・川島純一監督)。
粘り強く100分間を戦い切った末に、PK戦を制して全国に王手!令和4年度全国高校総体(インターハイ)「躍動の青い力 四国総体 2022」男子サッカー競技東京予選準々決勝が11日に行われ、関東大会予選の東京王者・成立学園高と対峙した東海大高輪台高は、0-0で突入したPK戦でGK山本桐真(1年)が相手のキックを2本ストップ。3度目となるインターハイ出場まであと1勝と迫っている。
序盤は成立学園が丁寧にボールを動かしながら、相手ゴールへじわじわと迫っていく。前半4分にFW渡辺弦(3年)のパスから、MF高木淳(3年)が放ったミドルはDFに当たって枠の上へ外れたものの、以降もDF瀧川穰(3年)とDF藤井利之(3年)のCBコンビを中心にビルドアップを繰り返し、最前線のMF佐藤由空(3年)とその下に入ったMF陣田成琉(3年)へとボールを供給。攻勢を強めていく。
ただ、「前半もちょっと対応できるまではちぐはぐで苦しかったですけど、良く粘ったんじゃないですかね」と川島監督も話したように、東海大高輪台は2年生を中心にしたディフェンス陣が奮闘。「もう1人のCBと2人で話し合って、穴が開かないようにしていました」というDF早稲田淳平(2年)とDF生駒匡悟(2年)を中心に、守備で打ち出した安定感が少しずつ攻撃にもポジティブな効果をもたらす。
17分にはMF佐藤将(2年)が短く付け、MF笠原凌太(3年)が狙ったシュートは成立学園GK鈴木健太郎(3年)のファインセーブに阻まれるも、悪くないチャレンジを。成立学園も25分には陣田、高木と繋ぎ、佐藤の左足シュートは枠の左へ。40+1分は東海大高輪台。笠原の左CKに、ファーで合わせたFW古川拓海(3年)のボレーはゴール右へ。お互いがやり合った前半は、スコアレスで40分間が終了した。
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