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「勝利からの1週間」で着実に成長を遂げてきた東海大高輪台はPK戦で“4勝目”をもぎ取り全国へ王手!

ゲキサカ / 2022年6月11日 20時51分

 後半に入ると、成立学園が一気にアクセルを踏み込む。9分。左サイドで細かくボールを回し、高木のシュートは枠の左へ。11分。佐藤のポストワークを基点に、渡辺が右へ展開。陣田の折り返しを佐藤が枠に収めたシュートは、山本がキャッチ。15分には決定機。ここも陣田が起点になり、渡辺のシュートが右ポストを叩くと、詰めた佐藤のシュートはクロスバーにヒット。あと一歩まで攻め込んだものの、先制点には至らない。

「跳ね返された時に全然ボールが拾えていなかったので、ボランチの選手に声を掛けて、拾えるようにしました」と早稲田が振り返った通り、セカンドボールの回収で後手に回った東海大高輪台は押し込まれる時間が続き、必死に耐える展開に。19分にも陣田が、22分にもMF武田悠吾(3年)が際どいシュートを放てば、30分にもオーバーラップしてきたDF大川拓海(3年)の右クロスに、渡辺のヘディングはゴール左へ。攻める成立学園。守る東海大高輪台。

 突如として東海大高輪台に舞い込んだ、千載一遇のビッグチャンス。後半終了間際の40+1分。成立学園はGKのスローインがDFに当たり、まさかのボールロスト。こぼれを拾ったFW建内翔空(2年)がすかさずシュートを放つも、鈴木が驚異的な反応で弾き出し、詰めたMF柳本華弥(3年)もフィニッシュまで持ち込めず。80分間を終えて決着付かず。前後半10分ずつの延長戦へと舞台は移っていく。

 何とか試合を決めたい成立学園は、延長前半5分に高木の左アーリークロスから陣田が折り返し、大川のボレーはゴール右へ。8分にも陣田のパスから佐藤が反応したシュートは、「しっかりシュートブロックに入れたので、良かったと思います」と口にした早稲田が決死のブロック。延長後半5分にも佐藤が粘って残し、MF横地亮太(2年)を経由し、高木が枠へ収めたシュートは山本がキャッチ。10+1分には左サイドを縦に運んだMF平原健吉(2年)のクロスに、走り込んだ瀧川のヘディングはわずかに枠の右へ。どうしても1点が奪えない。

 返す刀のラストカウンターは東海大高輪台。10+2分。左サイドを単騎で突破したMF菅原巧太(2年)はフィニッシュまで持ち込むも、軌道はクロスバーの上へ。「決定機も何回も作られていた中で、失点しなかったのは良かったです」とは早稲田。100分間でもスコアは動かず。勝敗の行方はPK戦へ委ねられることになる。

“11メートルの主役”は「今まで個人的に負けなしだったので、自信はありました」と語った東海大高輪台の1年生GKだった。まずは成立学園2人目のキックを「狙い通りに来たな」という山本は完璧なセーブでストップ。雄たけびととともにガッツポーズを繰り出す。

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