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自分たちの「端から端までの場所」の的確な把握。関東一は周到な準備と流れに身を任せる柔軟さで4発快勝!

ゲキサカ / 2022年6月12日 7時0分

 選手もコーチングスタッフも、日々のトレーニングの中でさまざまなものを積み上げていくわけだが、『このへんな』と表現されるようなチームの“端から端までの場所”を、ハッキリと確立する作業は決して簡単なものではない。ましてや関東一はこれがこの大会の初戦であり、直近のプリンスリーグの試合からも1か月近い間隔が空いている。しかもそのゲームは負けており、決して手応えを掴むような状況には至っていなかったという。

「リーグ戦で負けたあとに、『次はインターハイがあるぞ』とは切り替えてできていましたけど、正直ずっと負けが続いていて、『これが最後のチャンスだな』という想いでこの1か月間はずっとやってきたので、先のことなんて考えずに、この試合に勝つことだけを考えてきました」とは矢端。先を見るのではなく、次の試合のことだけを意識することで、現状を過不足なく捉え、できることを淡々とこなしていく。それが今の自分たちが立っている“端から端までの場所”を把握することに繋がり、その中での最大値を出すための努力に繋がったのだろう。

 本間は「正直プリンスの結果もあまり付いてこなくて、『先輩がいないとダメなのかな』ってメッチャ悩みましたけど、この夏で全国に行けたら、まずは先輩たちと同じラインに行けるなという感覚です。だから、別に自分たちがどう見られようがカンイチのスタイルで次も勝って、また全国で結果を残して、先輩たちに恩返しができればいいなと思います」という言葉を残している。

 去年は去年。今年は今年。自分たちの“入れ物”の大きさと容量が見え始めてきた2022年の関東一も、間違いなく面白い。

(取材・文 土屋雅史)●【特設】高校総体2022

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