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プレミア勢の強さと意地。堅守・近大附に苦戦も、焦れずに90分間、PK戦で上回った履正社が全国へ

ゲキサカ / 2022年6月12日 6時48分

PK戦勝利を喜ぶ履正社高の選手たち

[6.11 インターハイ大阪府予選準決勝 近大附高 0-0(PK3-5)履正社高]

 プレミアリーグで揉まれた履正社が全国進出――。令和4年度全国高校総体(インターハイ)「躍動の青い力 四国総体 2022」男子サッカー競技への出場権2枠を懸けた大阪府予選は11日、準決勝を行った。第1試合は履正社高が0-0で突入したPK戦の末、5-3で近大附高に勝利。16年以来、4回目のインターハイ出場を決めている。

 近大附は今年、プリンスリーグ関西2部で5勝1敗の暫定首位。今大会は同1部の大阪桐蔭高をPK戦の末に下すなど、13年以来となるインターハイ出場へあと1勝に迫っていた。3-5-2システムのGKは李源太(3年)、右から北嶋元勝(3年)、吉川啓介(3年)、鳥屋凛太郎(3年)の3バック、右WB若松大輔(2年)、左WB峯垣外光平(3年)、アンカーが橋本健丸(3年)、2シャドーが中島大静(3年)と松山祐輝(3年)、そして2トップを椿原詩温(3年)と太田悠太(3年)が務めた。

 一方、今年、プレミアリーグに復帰して広島ユース、G大阪ユースから白星を挙げている履正社は、「数的優位を中で作って相手を中に集約させてサイドというのを狙っていた」(平野直樹監督)という理由によって、代表決定戦で初めて “ゼロトップ”を採用。GKはジョンカミィ信バー(3年)、右SB東尾大空(3年)、CB平井佑亮(3年)、CB加藤日向(3年)、21年U-17代表左SB西坂斗和(3年)、中盤は徳山亮伍(3年)と小田村優希(3年)が“トップ下”のU-17高校選抜MF名願斗哉(3年)、川端元(3年)をサポート。ワイドFWとして右に古田和之介主将(3年)、左に張山拓夢(3年)が構えた。

 前半は履正社が抜群のキープ力を見せる名願や川端を上手く活用。4分には名願の展開から張山がカットインシュートを打ち込み、その後も名願がDFを強引に振り切ってゴールへ迫ろうとする。そして、左サイドで切れ味鋭い動きを見せる西坂がドリブル、ワンツーでPAへ。また、1タッチのパス交換で相手の足を止めるシーンや名願が奪い返しから左足シュートを放つシーンもあった。

 対する近大附は両WBが押し下げられながらも、13分に西坂のシュートをブロックするなど集中してゴールを守り続ける。中央からドリブルで仕掛けてくる名願に対しては複数の選手で行く手を阻むなど対応。相手のパスワークにファーストDFが外されても、連動して中を閉じ、入って来る相手に厳しくチェックする。履正社は攻撃のテンポがなかなか上がらず、消極的な攻撃になってしまう。

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