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「下剋上」掲げてプリンス勢3連破!関西大北陽がインハイで「令和の北陽」の強さ、姿勢を示す

ゲキサカ / 2022年6月12日 9時55分

関西大北陽高が粘り強く戦い抜き、全国切符を獲得した

[6.11 インターハイ大阪府予選準決勝 関西大北陽高 1-0 興國高]

 「下剋上」掲げた関大北陽が、プリンス勢3連破! 令和4年度全国高校総体(インターハイ)「躍動の青い力 四国総体 2022」男子サッカー競技への出場権2枠を懸けた大阪府予選は11日、準決勝を行った。第2試合は関西大北陽高が1-0で興國高を撃破。18年以来、旧北陽高時代を含めると23回目となるインターハイ出場を決めた。

 関大北陽は現在府リーグ2部所属。激戦区・大阪の8強で唯一2次予選から勝ち上がってきたチームが、再び下剋上だ。いずれも3カテゴリー上であるプリンスリーグ関西1部勢の大阪学院大高、大阪産大附高、興國を3連破。北陽時代に選手権、インターハイでともに日本一になった歴史を持つ伝統校が「下剋上」をテーマに掲げ、見事な戦いで全国切符を勝ち取った。

 厚い選手層が強みの関大北陽はGK野津照太郎(3年)、右SB磯部天青(3年)、CB宝栄朔弥(3年)、CB大平直哉(3年)、左SB濱本照海(2年)、中盤中央に福場壮洸(3年)と立花蓮(2年)、右SH村田将太(3年)、左SH田中悠矢(2年)、そして東村春(2年)と亀井文貴(3年)の2トップを代表決定戦の先発として送り出した。

 一方の興國は注目の2年生MF千葉大舞が、バイエルンワールドチーム参加のためにブラジル滞在中。GK山際壮太(3年)、右SB西岡隼平(3年)、CBはともに注目株の西川楓人(3年)と常藤奏(3年)、左SB古瀬夢叶(2年)、中盤の底の位置に宇田光史郎主将(3年)が入り、インサイドMFに平古智也(3年)と森勇聖(3年)、そして右SH早坂優空(3年)、21年U-16代表候補左SH宮原勇太(2年)、そしてCF上野草汰(3年)の11人で試合をスタートした。

 試合は「立ち上がりから自分たちのペースを握るために積極的に前でプレーしようと心掛けていて、その一環として僕のミドルシュートが出たと思います」という福場のスーパーゴールで関大北陽が先制点を挙げる。

 7分、自陣でボールを奪うと、センターサークルのさらに後方、ゴール前で約65mの距離から福場が右足シュートを狙う。かなり高めにポジションを取っていた興國GKの頭上を越えたボールはワンバウンドしてゴールイン。超ロングシュートによるゴールが興國のリズムを崩した。

 興國は4バックとGKを交えてビルドアップ。圧倒的にボールを保持し、宮原をはじめとした技巧派たちが緩急を織り交ぜたドリブルで相手の守りに穴を開けようとする。24分には左サイドから切れ込んだ古瀬のラストパスに森が飛び込み、西川のミドルシュートが枠を捉えるシーンもあったが、なかなかシュート本数を増やすことができない。

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