赤黒軍団の次なるフェーズは「自立」。個々の自覚が増した駒澤大高が延長にもつれ込む激闘を制す!
ゲキサカ / 2022年6月13日 11時43分
[6.12 インターハイ東京都予選準々決勝 実践学園高 2-3(延長) 駒澤大高]
もちろん結果が欲しくないわけではない。勝てば嬉しいし、負ければ悔しいのは当たり前だ。ただ、今だからこそ身に付けてほしいことも、考えてほしいことも、結果と同じくらい大切なものだと、情熱の指揮官は捉えている。
「彼らが自立した選手や自立したチームになれるようなマネジメントをこの2週間ずっとやってきて、それが結果に繋がったような感覚なんです。もう『とにかく結果を出したい』ということに囚われているわけではないので、むしろ勝っていくことを通じて、そういう自立した集団や選手になっていってほしいという想いの方が強いですね」(駒澤大高・亀田雄人監督)。
自立の萌芽が呼び込んだ劇的ゴールで、難敵撃破!令和4年度全国高校総体(インターハイ)「躍動の青い力 四国総体 2022」男子サッカー競技東京都予選準々決勝が12日に行われた。昨年の東京王者・実践学園高と対峙した駒澤大高は、開始11分までにお互い2点ずつを取り合うハイペースに立ち上がったゲームを、最後は延長後半にFW加茂隼(3年)が挙げた決勝弾で勝ち切って、準決勝へと駒を進めている。
試合は「何かよくわからなかったです」と駒澤大高のDF丹治風登(3年)も苦笑いを浮かべたように、ジェットコースターのような“乱気流”で立ち上がる。まずは前半4分。駒澤大高のCKを凌いだ実践学園は、そこから一気にカウンター発動。最終ラインに入っていたDF清水目航希(3年)はグングン加速しながら、単騎で相手陣内を運ぶと、飛び出したGKを巧みにかわし、利き足とは逆の右足でボールをゴールへ流し込む。まさに電光石火。実践学園が先制点を奪ってみせる。
いきなりのビハインドにも、駒澤大高は浮き足立たない。「自分たちは立ち上がりの失点が凄く多いので、早く失点し過ぎて逆に落ち着いたというか、真ん中にみんなを集めて、一度やるべきことを整理しました」とはキャプテンの加茂。まだまだ十分に点差は跳ねのけられると、誰もが確信していた。
9分。左サイドで獲得したCK。レフティのMF田中敦基(3年)がアウトスイングで蹴り込んだキックに、MF松原智(3年)が完璧なヘディングをゴールへ送り届ける。1-1。同点。10分。今度は右サイドでの連携からMF岩下和磨(3年)がマイナスに折り返すと、走り込んだ左SB和田海磨(3年)のシュートが鮮やかにゴールネットを揺らす。2-1。逆転。わずか2分間でリードは反転した。
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