伝統の「勝ち切る力」を取り戻しつつあるカナリア軍団。帝京が延長3発で粘る國學院久我山をしぶとく撃破!
ゲキサカ / 2022年6月13日 13時2分
[6.12 インターハイ東京都予選準々決勝 帝京高 4-1(延長) 國學院久我山高]
印象的だったのは、後半終了間際に同点弾を許して迎えた、延長開始直前のベンチ前に漂っていた雰囲気だ。気持ちが折れかけても仕方ないようなシチュエーションにも関わらず、カナリア色のユニフォームを纏った選手たちには、あるいはそれまで以上にエネルギーがみなぎっていた。
「追い付かれて後半が終わっても、そこで集中力が途切れることなく、『延長に入ったらウチらはもっと行けるよ』『ボールを動かせるよ』『絶対久我山の足が止まるよ』ということを選手たちが言っていましたし、ベンチもその言葉を信じていました。本当によく耐えて、みんなが頑張ってくれたと思います」(帝京・日比威監督)。
苦しい形でもつれ込んだ延長で力強く勝ち切り、堂々の全国王手。令和4年度全国高校総体(インターハイ)「躍動の青い力 四国総体 2022」男子サッカー競技東京都予選準々決勝が12日に行われ、帝京高と國學院久我山高が激突した好カードは、1点のビハインドを負った國學院久我山が後半終了間際に劇的に追い付くも、延長で3ゴールを挙げた帝京が4-1で勝利。準決勝進出を手繰り寄せた。
スコアは早々に動いた。前半5分。FW齊藤慈斗(3年)が左へ振り分け、上がってきたDF小林佳太(3年)がクロス。MF橋本マリーク識史(3年)が残したボールをFW伊藤聡太(3年)が繋ぐと、MF松本琉雅(3年)のシュートはゴールネットへ吸い込まれる。これがインターハイ予選初戦となる帝京が、最高の形で試合と大会のスタートを切った。
ところが、逆に失点したことで國學院久我山のスイッチが入る。7分には注目FWの塩貝健人(3年)が単騎で抜け出し、左足でフィニッシュ。ここは帝京のGK川瀬隼慎(2年)がファインセーブで凌ぐも、15分にもFW中山織斗(3年)のスルーパスに塩貝が走り、わずかにオフサイドになったものの、「9番が思った以上に良くて、あそこで振り回されてしまいましたね」と日比監督も振り返ったように、中山の鋭いドリブルが際立つ流れの中で、攻勢の時間が続く。
32分には塩貝のキープから、FW八瀬尾太郎(3年)が粘り、MF山脇舞斗(2年)のシュートは川瀬がキャッチ。36分にもMF高橋作和(3年)を起点に、八瀬尾の右クロスに塩貝が合わせたヘディングは枠の上へ。40分にもDF岡井陶歩(3年)が短く付け、山脇のクロスから塩貝のヘディングはゴール右へ外れたものの、國學院久我山が同点への意欲を打ち出す中で、最初の40分間は終了した。
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