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躍進後の大事な戦い。高川学園が粘り強さやセットプレーの強さ発揮し、インハイへ

ゲキサカ / 2022年6月14日 6時28分

高川学園高が山口県予選2連覇を達成。後方には“トルメンタ”の横断幕も

[6.12 インターハイ山口県予選決勝 高川学園高 2-1 宇部鴻城高]

 12日、令和4年度全国高校総体(インターハイ)「躍動の青い力 四国総体 2022」男子サッカー競技山口県予選決勝が行われ、高川学園高が宇部鴻城高に2-1で勝利。2大会連続24回目の全国大会出場を決めた。

 昨冬の全国高校選手権で14年ぶりの準決勝進出、3位に入っている高川学園はともに先発として大舞台を経験しているCB岡楓太(3年)とMF梅田彪翔(3年)を残し、2年生ストライカー、FW山本吟侍が注目度上昇中。先発はGKが福島真斗(3年)、右SB高良優貴(3年)、CBが岡と中島颯太(3年)、左SBが西村大和(1年)、中盤は藤井蒼斗(2年)と実森大翔(3年)のダブルボランチ、右SH大下隼鋭(2年)、左SH梅田、そして山本吟と伊藤氷麗(3年)が2トップを組んだ。

 一方、宇部鴻城は神村学園高(鹿児島)のコーチから転身した湊卓也監督就任6年目で初の決勝進出。先発はGKが松本翔(1年)、主将の岡村譲二朗(3年)を中心に、右が吉田太海(3年)、左が山本結斗(3年)の3バック、川上桜太郎(3年)と濱月幸樹(3年)のダブルボランチ、右WB神原悠真(3年)、左WB山中穂里(3年)、シャドーの位置に竹杉勇真(3年)と黒羽大雅(3年)、最前線に前田周宥(3年)が構えた。

 準決勝でライバル・西京高から4ゴールを奪っている高川学園が立ち上がりから勢いを持ってプッシュ。1分、右サイドでボールを収めた山本吟のスルーパスから伊藤がクロスを上げ、ファーの梅田が頭で合わせる。その後も、右サイドで切れのある動きを見せる大下のクロスなどでゴール前のシーンを作り出した。

 だが、宇部鴻城は怯まない。湊監督から「(技術力や判断力を大事に練習から)しっかりやってきたから。昨日(準決勝)もその前(準々決勝)も雨で長いボールが増えたけど、きょうの(良好な)コンディションならば行けるやろう?」と送り出された選手たちは、小さなスペースを見つけ、ボールを大事に運びながら攻め返して見せる。

 3バックの中央に位置する岡村やボランチの川上が巧みにマークを外し、空いたスペースへドリブルで前進。前線でボールを引き出す前田らが逃げずに繋ぎ、ゴールを目指していく。高川学園はなかなかプレッシングに行き切れず、宇部鴻城のビルドアップにやや押し返されてしまっていた。

 それでも、高川学園は山本吟を起点とした攻撃で相手に圧力を掛ける。そして16分、大下のシュートで獲得した左CKから先制点。高良が右足で蹴り込むと、勢いを持って飛び込んだ藤井が頭で叩き込む。選手権で話題となった“トルメンタ”を発動させなくても、高川学園のセットプレーは対戦相手の脅威。強みを発揮し、先制点を奪い取った。

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