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主軸離脱も「次」の力の台頭と伝統の我慢強さ。佐野日大がPK制し、宿敵との栃木決勝へ

ゲキサカ / 2022年6月16日 12時56分

PK戦を制した佐野日大高が栃木決勝へ支出

[6.14 インターハイ栃木県予選準決勝 佐野日大高 0-0(PK3-0)宇都宮短大附高 栃木グ]

 令和4年度全国高校総体(インターハイ) 「躍動の青い力 四国総体 2022」男子サッカー競技栃木県予選準決勝が14日に行われた。第2試合は0-0のまま延長戦でも勝敗が決せず、PK戦へ突入。佐野日大高が交代出場GK平岡倖輝(2年)の活躍によって、3-0で宇都宮短大附高との激闘を制した。
 
 5月の関東大会予選決勝の再戦で佐野日大がリベンジを果たした。佐野日大は各都県2位チームが出場した関東大会Bグループ(5月末)で日大藤沢高(神奈川)、駒澤大高(東京)を破って決勝進出。延長戦の末、前橋育英高(群馬)に敗戦したものの、強豪相手の3試合で自信を得てきた。

 その関東大会で存在感を示していた司令塔・MF向井俊貴(3年)とMF江沢匠映主将(3年)が、ともに負傷離脱するアクシデント。だが、海老沼秀樹監督が「次入ってきた子たちがしっかり繋いでくれました」と頷いたように、関東大会期間中含めて練習試合を重ねるなど緊急事態を想定して準備、強化してきた成果が発揮されている。

 佐野日大は3-4-2-1システム。GKがゲーム主将の槙田海里(3年)で3バックは右から緒形一真(2年)、青木柾(3年)、高根澤賢(3年)。右WB小竹翔真(3年)、左SB原朝哉(2年)、ダブルボランチが福田一樹(2年)と高橋篤生(3年)、2シャドーがヒアゴンフランシス琉生(3年)と熊田勇気(3年)、そして最前線に大久保昇真(3年)が入った。

 一方の宇短附も、関東大会で埼玉王者の正智深谷高から1勝。岩崎陸監督は「一人ひとり個性があって、面白いチームになってきた。栃木県の選手たちだけでできるところ見せられるには勝って行くしか無い」と野心も持つ集団は、初のインターハイへ向けて状態を上げてきていた。

 同じく3-4-2-1のGKは増田吏玖(3年)、右から冨永成柊(3年)、北村朔也主将(3年)、塚原崇人(3年)の3バック、右WB根岸元気(3年)、左WB鈴木亮佑(3年)、ダブルボランチが樋口凜斗(2年)と五十嵐達也(2年)、2シャドーが土谷歩夢(3年)と田上羅以伽(3年)、1トップを高橋凪翔(3年)が務めた。

 序盤はともに守備に重きを置きながらの戦い。試合が落ち着くと、佐野日大は前からプレッシャーを掛けて相手のミスを狙い、宇短附はDFラインから長短のパスを繋いで相手の背後を突こうとする。

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